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えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

頑張りました

日曜日に満開になった家の前の公園のさくらは昨日の雨で散り始めた。とはいえ、まだまだ満開といってもいいぐらいきれいに咲いている。

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今日は夫の訪問リハビリの日だった。担当理学療法士はYさん。この間も書いたけれど、Yさんは夫に「さくらが咲いたら公園まで見に行きましょうね」と言ってくれていた。でも、先週はまだ1分も咲いていなかったので公園までは行かなかった。

 

今日は曇り空。そして、暑くもなく、寒くもなく、過ごしやすい気温だ。Yさんはバイタル測定(体温・脈拍・血圧・経皮的血中酸素濃度)を終えると予想通り夫に「今日は公園まで行きましょう」と言ってくれた。

 

いつもはバイタル測定の後、ストレッチ、関節可動域訓練、筋力アップ訓練・・・等を行い、最後の5~10分ぐらいを歩行訓練の時間に当てている。だけど、今日はすぐに歩行訓練だ。

ベッドから玄関まで歩き、上がり框を2段下りる。一旦、外用の車いすに座り、外用の靴に履き替える。そして、庭の途中の階段を2段上り、10歩ぐらい歩き、次は階段を9段下りる。

 

さあ、あのさくらまで頑張りましょう。

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今日で階段を9段も下りるのは3回目だ。そのすべてがYさんのリハビリでのこと。四点杖を使い歩くとはいえ、ほぼ全介助みたいなものだからYさんはかなり大変だと思う。

 

私は階段の下まで車いすを運んでおき、また上まで上がり、一段下ぐらいの位置で夫とYさんが階段を下りるのを見ながら一緒に階段を下りる。

 

1回目の挑戦は去年の今頃だった。やはりYさんが「さくらを見に行きましょう」と言ってくれたから。2回目はいつだったか忘れてしまったけれど、もう何か月も前のことだ。やはり回数重ねるごとに上達するのか、今日が一番早く下りることができたような気がしている。

 

公園のフェンスのところからではあるけれど、見上げれば夫にもこんな風にさくらが見えたのだと思う。

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「お~!!」と歓声が上がる。「すてきだね」と言うと、にこっと笑い、頷いて答えてくれる。

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帰りは階段を上らず、通用口まで車いすで移動し、いつもより長い距離を歩いてベッドに戻った。

ベッドに戻るとちょうどリハビリの終了時間だった。Yさんは時間配分もきちんとしていて、いつも感心してしまう。

 

デイケアの日や夫と外出するときには私の介助で玄関の上がり框を上り下りしている。夫は杖を使っても一人で立っていることができない。しかも70Kもある。そんな夫の介助は、例え上がり框2段とはいえ、私にとってはものすごく大変なことだ。それはプロの男性であっても同じであり、気の抜けないリハビリだと思っている。それなのに9段もの階段をよく頑張ってくれたと思う。

訪問リハビリは生活リハビリだとは言うけれど、本当にうれしいリハビリだった。

もちろん、夫自身がものすごく頑張ったからだと思っている。