えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

ビワ

ご近所に私が小母さんと慕う人がいる。

夫が生まれる前からのご近所さんで、私たちの母親世代。今年95歳になられたそうだ。

私とは夫と結婚してからのお付き合いで、家に上がっておしゃべりするような間柄ではないけれど「〇〇ちゃん(夫のこと)のお嫁さん」と言ってかわいがっていただいている。小母さんには私より1歳年下の娘さんがいて、広いお宅なので畑を挟んで前後で暮らしている。

 

その小母さんから「今年はビワが上手にできたからもらってね」と、電話があり、夕方娘さんが届けてくれた。

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おいしそう!!

我家はみんな果物が大好きだ。だけど、年金暮らしになってからはスーパーに行ってもおかずにならないものにはなかなか手が出せず、横目で見ながら素通りしている。だから、こうしておすそ分けしてくださると大喜びだ。

 

で、早速、夕食後にいただいた。とっても甘くておいしくて、加えて優しくて、温かい味がして、かごいっぱい食べていた子どものころを思い出す懐かしい味でもあった。

 

食べる前に葉っぱの付いた実はとっておき、夫は久しぶりにはがきに絵を描いた。

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しばらく筆を握っていなかったせいか、高次脳機能障害が残っている夫は筆に墨を付けたり絵具を付けたりする行為がうまくできず、絵を描く行為は少し後退してしまったように感じた。本人としても思うように描けなかったみたいだ。

だけど、私はここまで描けるようになっただけで十分にうれしい。