えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

毒虫こわい

土曜日の未明。首というか顎に近いところにシカッという激しい痛みが走り目が覚めた。その時、反射的にその部分を手で払いのけた。

なにかに刺されたようだけれど、あたりには何も見つからず、とりあえず軟膏を塗ってまた眠った。

 

外でならば蜂ということもあると思うけれど、家の中で何かに刺されるとしたら蚊かダニかムカデぐらいしか思いつかない。何年か前にスズメバチに刺されたことがあるけれど、その時と変わらないぐらいの痛みだった。刺されたことがない方は分からないかもしれないけれどあしなが蜂とは比べ物にならないぐらいの激痛だ。

 

午後になり、寝室に入るとそこにムカデが這っていた。「私を刺したのはきっとこいつだ」と思ったら仇を打つかのように凍殺ジェットを噴射した。 

いろんなのが出ているけれど、どれも結構優れもの、だと思う。

 

 5月の大型連休のころになると我が家では毎年必ずと言っていいぐらいムカデが出没する。怖くて怖くて、だから寝る前には必ず部屋をぐるっと見回し、部屋にも布団の中にもムカデがいないことを確認してから床に就くようにしている。夜中に夫のトイレで起きた後もしかりだ。

それが今年は6月に入ってから1度だけしかムカデは出ていない。その時、凍殺ジェットを準備している間に逃げられてしまった。きっと、その時のムカデが出てきたのだ。あの時、凍殺ジェットが間に合っていれば、きっと刺されることはなかったと思うとなんだかちょっと悔しかった。

 

刺された後の痛みはいつまでも治まらず、徐々に赤く腫れてきた。そして、腫れは時間とともにひどくなった。

家にあった虫刺されの薬を塗り、様子を見ていたけれど、一晩寝て日曜日の朝になっても痛みは多少良くなったもののかゆみを伴った状態で続き、赤く腫れあがったところは首前面から顎、右頬の辺りまで広がっていた。

それでも、これだけ時間が経てばアナフィラキシーショックを起こすことないだろうと様子を見ていた。

 

月曜日の朝には患部は痛痒くなり、赤く腫れた範囲はもっと広がり硬結し熱感があった。皮膚科を受診しようかと思ったけれど、受診してもたぶん塗り薬が処方され、様子を見るだけだ。以前、ドラッグストアでムカデに刺された時にも効果があると記された塗り薬を見たことがある。それなら刺されて3日目にもなると効果があるかどうかはわからないけれど「ドラッグストアで塗り薬を買って様子を見ても一緒か」と思い、そちらを選ぶことにした。それでだめなら受診することにして。

 

ドラッグストアの開店を待ち、塗り薬を買いに行った。ドラッグストアの相談員の方からは「3日目になるし、それだけ腫れているから受診した方がいいかもしれませんよ」と言われたけれど、そこは自己責任で市販薬で様子を見ることにした。

 

そして、駐車場にいる間に塗布し、午後から2回目、寝る前3回目を塗布して休んだ。すると、夕方ごろには痛痒さは変わりなかったけれど、腫れの方は少しだけ引いたような気がした。

 

4日目の今日。

痛みは引いたけれど、今度は痒くてたまらなくなった。

今日は塗り薬を塗ることに加え、保冷剤を手ぬぐいに巻き、1日中患部を冷やしていた。

すると、かなり楽になり、発赤、腫脹した部分も小さくなってきた。これで、塗り薬を塗布して寝れば、明日の朝にはかなりよくなっているだろうと思われる。

 

ここ数日、毒性の強い外来種のヒアリが見つかったというニュース。昨年だったと思うけれどセアカゴケグモも国内で見つかっている。外来種でなくてもマムシスズメバチ、マダニなど、刺されたり咬まれたりしたら命を落としかねない毒虫がいる。

ムカデに刺され、この程度で済んだとはいえ、毒虫は怖いと思う。本当に怖いと思う。

 

毎日恐々と布団に入る。そして、しばらくは安心して眠れそうもない。と言いながらすぐに寝落ちているのだけれど。

 

これを読んでくださった方がもしもムカデに刺されるようなことがあったら様子を見ていないで受診してくださいね。