えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

この1週間

このところ、クーラーのせいなのか、夜中に2度・3度とトイレ介助で起きるせいなのか、夫が寝てしまうとそれからやるつもりだったことも一気にやる気が失せ、ブログも書けないでいた。かといって、寝てしまうのはもったいなくて寝ることもせず、録画番組を見ながらだらだらと過ごしている。寝てしまえば体はきっと楽になると思うのだけれど。

 

毎日、ハンコで押したような変わりばえのない日々を送っているような気がするけれど、それでもこの1週間を振り返ってみるとそれなりにいろんなことがあった。

 

先週の土曜日は雨の予報だったけれど晴れていた。

3年前から水彩画を始めた兄嫁さんが出品しているグループの展覧会が美術館で開催中だったので夫と一緒に観に行った。

天気予報では先週の後半は雨ばかりだったので私は水曜日に一人で先に観に行っておいたけれど、夫が楽しみにしているのが分かっていたのでもう一度行ったのだ。

美術館では兄嫁さんたちのグループだけではなく、他の絵画グループや写真のグループ、アウトサイダーアートの展示もあり、全室見て回った。

そのあと、美術館内のレストランで早めのランチを食べた。美術館内のレストランなら安心して食事ができると夫は学習済み。ランチを食べ終え帰ろうとすると夫がにこっと笑ってお茶を飲むジェスチャーをした。そこでお茶を飲むジェスチャーをするということは美術館がある豊橋公園内の三の丸会館でお抹茶を飲んでいこうということだ。時間は12時少し過ぎ。食べてすぐだけれど、その時間ならこちらもゆっくりお抹茶を楽しむことができると思い久しぶりに行ってみた。

三の丸会館は私と夫の二人だけ。静寂の中、窓から見える山並みと豊川(とよがわ)を眺めながらお抹茶をいただき、ささやかな非日常を味わった。

 

日曜日はちょっと気分沈むようなことがあったけれど、月曜日は夫がデイケアに出かけた後1時間の草取りを終え、一人で喫茶店のギャラリーへ「着物地で作るバックと小物展」を見に行った。帰ろうと車に戻ると、友人からランチと買い物に付き合ってほしいと誘いの電話が入った。もちろん、他に用事があるわけではないのでOKと返事し、ランチといつものスーパーのほかにも豊川稲荷(隣の市)の門前まで買い物に付き合った。

 

火曜日は訪問リハビリがあっただけで通常と何も変わらない1日を過ごした。

水曜日は夫はデイケア。雨は降らなかったので、私は午前中は草取りに精を出し、夕方は夫を迎えに行き、隣接する整形外科を受診した。

夫は麻痺側に金属支柱の短下肢装具を装着しているけれど、その皮のベルト部分が破れてきたための受診だ。今の装具を作って4年以上たつ。3年以上経てば補助が得られるので新しい装具を作ってもらうことにした。

 

木曜日も夫はデイケア。私は午前中びっしりと庭仕事をした。あと2日ぐらい草取りをすればかなりきれいになりそうなのでちょっとうれしくなった。

 

昨日の金曜日は訪問リハビリがあったけれど、あとは何もない1日だった。いや、ちょっと落ち込むことがあったにはあった。日曜日と同じで書けないことだけれど。

 

今日は朝から大洗濯をし、それだけで疲れてしまった。

夕方になって、図書館で予約していた本が近くの市民館に届いたとメールが入った。普段は夫がいる時には滅多に外出しないけれど、明日も夫はいるし、月曜日は市民館がお休み、火曜日も夫はいる、水曜日はふれあい音楽会に行く予定だし、木曜日まで待たなければならない。

予約した本は1月22日に予約したものだ。もう半年も待ったのだから木曜日まで待てないことはない。1週間以内に借りればいいことになっているし。でも、読みたい。市民館までは車ならたぶん5分ぐらいの距離だ。で、「行って来てもいい?」と夫に聞いてみた。夫は頷いてくれたのでトイレ介助を済ませてから借りに行ってきた。読み始めたら一気に読みたくなってしまったけれど、いつものように中断を余儀なくされる。まあ、これも仕方がないことだと思いなら読んでいる。

 

大したことはない1週間だったけれど、来週はどんな1週間になるだろう。

もう少し何かができるといいのだけれど。何かってなあにってね。