えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

怒り虫の日

自分で言うのもなんだけれど、感情の起伏は激しい方ではないし、気分のむらもない方だと思う。もちろん、たまには腹を立てることはあるけれど。

それが昨日は、疲れていたのか、数日間の思わぬ出来事のせいか、虫の居所が悪かったのか、いつもだったら腹を立てるほどのことでもないのにイライラが募り、ついに爆発してしまった。

気の毒に、その被害者は夫。当たり散らされ、悪態を吐かれ、私が悪いと分かっていても、自己嫌悪に陥っても、もう止まらなかった。

夫はというと、当たり散らされても、悪態を吐かれても怒ることもせず、鼻で笑いとばし呆れ顔。逃げ出すこともできずに本当に悪いと思う。

 

一晩寝て、起きたら気持ちはかなり落ち着いていた。

夫をデイケアに送りだし、庭の小菊のかたづけを始め、剪定ばさみで1時間ほど小菊の枝をチョキチョキ切り、ゴミ袋に入れていたらすっかり気持ちは落ち着いた。

 

そんな時、高校時代の友人からお茶のお誘い。

で、一緒に喫茶店でおしゃべりを楽しんだ。

愚痴を言うわけでもなく、ただただ何気ないおしゃべりをするだけで気持ちが落ち着くありがたい友人だ。もちろん、愚痴だって何だって聞いてくれるけれど。

2時間ぐらいおしゃべりしたらすっかり明るい気持ちに戻っていた。

 

そして、デイケアからの帰宅する夫を普段通り迎え、昨日は何もなかったかのように過ごすわたし。心の中で「昨日はごめんなさい」と言いながら。

 

「怒ると自分の身体を痛めるから怒っちゃだめだよ」という父の言葉を思い出し、今はなんであんなに怒ってしまったんだろうと反省しきりだ。