えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

モノが壊れると困る

一昨年の12月、お風呂のリモコンが壊れた。

寒い時期でもあるし、年末には子どもたちが帰省する予定でもあったのですぐに修理を依頼した。ボイラー本体の故障だったら数十万の出費になると覚悟していたけれどリモコンの故障で済んだのでホッとした。でも、浴室側と洗面所側の2か所のリモコンを交換して2万5000円ぐらいかかったように記憶している。

 

昨年の12月、離れのトイレが水漏れした。

普段は滅多に離れのトイレを使うことはないけれど、年末には息子たちが帰省する予定だったし、帰省した時には必ずそこを使うのですぐに修理を依頼した。その時、修理に来てくれた業者の人から便座本体を交換しなけれなならないかもしれないと言われ覚悟した。だけど、部品交換だけで済んだのでホッとした。それでも1万円の出費だった。

 

数日前、夫が寝てからトイレを使った。で、ウォシュレット使いお湯を止めようとリモコンの「止」のスイッチを押した。ところがお湯が止まらない。焦って何度も押してみたけれど何度押しても止まらない。そのうちお湯が冷たい水に変わり、当たっている部分が痛くなってきた。立つわけにもいかず、どこから水が入ってくるかをたどってみたら壁に取り付けたボタンのようなものがあるのを発見した。で、そこを押してみたらやっと水は止まりホッとした。

トイレの水は流れるし、暖房便座も正常だ。リモコンもウォシュレットの「止」の部分だけがダメになっているようだった。私だけならそのままにしておいてもいいのだけれど、夫が使うと大変だと思い、説明はしたけれど、夫が触らないようにとリモコンに紙を被せておいた。それなのに高次脳機能障害がある夫は被せてある紙を外し、ウォシュレットのスイッチを押してしまった。で、当然のことながらお湯が止まらなくなりブザーで私を呼んだ。まあ、想定内の出来事だったので前夜のように壁のスイッチを押し水を止めた。

今度もリモコンの交換だけで済むだろうかと心配だったけれど、年末には息子たちが帰省するしこのままにしておくわけにもいかず、修理を依頼した。

 

業者の人はその日のうちに見に来てくれ、あちこち点検してくれた。で、結果は何とリモコンの電池切れだった。何だかホッとするやら、申し訳ないやら、恥ずかしいやら・・・

訪問料金の2500円+消費税の2700円はかかったけれどそれだけで済んで本当によかったと思う。でも、電池切れに気づいていればそれも必要なかったのだけれど。

 

年金生活者にとって通常の生活費以外の出費は痛い。大きなモノが壊れると本当に困ってしまう。それでも形あるものは必ず壊れる時が来る。それを覚悟しながら生活を考えないといけないのだろう。質素倹約に努め、その時に備えることにしないと。