えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

この1週間

木曜日の午後3時ごろになると「今週も終わってしまった」と思う。まだ金、土、日と3日もあるというのに。そして、その3日間を「頑張らなくっちゃ・・・」と自分にカツを入れる。

 

日曜日の夕方になると、夫には悪いけれど「明日になれば・・・」と、夫がデイケアに出かけた後のことばかりを考えてしまう。

 

この間の月曜日はこの間書いたように10時まで庭仕事をし、そのあと喫茶店のギャラリーで開催中の革工芸展を見に行った。

水曜日はデイケアの支払いに行き、そのあと美術館で開催中の「新洋画会東海支部展」を観に行った。 

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案内状の上の写真は金子通世さんのリボン刺繍。下の写真は早川洋介さんの油彩。どちらも見たかった作品で本当に素晴らしかった。

 

金子さんはリメイクを提案していて、リメイク作品にはいつもリボン刺繍を取り入れてみえる。

この作品は「父のもとへ」というタイトルで、お父様の7回忌に合わせ、キャンバスは蚊帳で籠はおじいさまの袴の紐を使い、リボン刺繍で白菊の花を供えられたそうだ。
そして、お父様のことを思い、感謝しながら一針、一針、刺されたという。

金子さんのすばらしい感性と確かな技術とお父様への溢れる思いが重なり、 本当に素晴らしい作品だった。油彩の中にあっても油彩以上の存在感で、リボン刺繍でこれほどの表現ができることに驚き、感銘を受けた。

 

木曜日はやはり庭仕事のあと、毎月15、16日(偶数月は17日も)は60歳以上は1割引きになるというスーパーまで夫のパジャマやタオル、スリッパなど等、買いに出かけた。ついでにウィンドショッピングを兼ねて。

 

金曜日は訪問リハビリの日。雨が降っていたので庭に出ることもなく一日中家の中で過ごした。

土曜日、日曜日はどこにも出かける予定もない。そんな日は洗濯物を干しながら庭をぐるっと回ってみる。

 

義母が好きだった椿が咲いていた。 

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この間は蕾だったボケも咲いていた。同じ木に濃いピンクと白い花が咲くこのボケもお気に入りだ。

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五色椿もこんなにいっぱい花をつけていて、道行く人たちが見上げていく。

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ゆすら梅もほぼ満開。

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黄色い花は見ているだけで元気になれるような気がする。

これも義母がたくさん植えたもの。

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午前中にはまだ開いていなかったけれど午後には完全に開いていた。

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夫のトイレさえ済んでいれば庭をぐるっと回るぐらいの時間は外にいても大丈夫だ。

春はどこに行かなくても、多少不自由であっても、家に居ながらにしてこうして花を楽しめ、ちょっと救われるような気がする。

 

明日も夫がデイケアに出かけたら先ずは庭仕事をする予定。そのあとはお楽しみ。