えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

猛暑でふれあい音楽会が中止になった

何度か書いているけれど、ふれあい音楽会は「身近に生の本格的な音楽を」という趣旨で開催され、多彩なジャンルの音楽を楽しませてくれる。4月から11月(除8月)の第2・4水曜日と12月に1回の年15回開催され、今年度は8月も1回開催予定になり16回の予定だった。

場所は市の施設である地区市民館の2階。バスケットゴールがあったり、たぶんバレーボールもできる体育館のようなところだ。そういうところだからもちろん冷暖房の設備はない。だからこの時期はものすごく暑いし、11月の第4週や12月はすごく寒い。

 

私がこの音楽会に行くようになって3年目になる。はじめは私が友人を誘った。2回目からは友人の方がハマってしまい、それ以来、ずっと一緒に行くようになった。もちろん、私も楽しんではいるのだけれど、正直「今回はどうでもいいなあ」と思うことがある。このところの猛暑を考えると、今回がまさにそうであった。でも、友人が一緒だと思うと言い出せない。それなら、今回は保冷剤を手ぬぐいで包み、それを首に巻いて鑑賞しようかと思っていた。もちろん、友人の分と、予備の保冷材も持って行くつもりでいた。

 

月曜日、友人から今回と8月の音楽会が中止になったと連絡が入った。実際には中止ではなく、来年の3月に延期になったのだけれど。

それを聞いて、何だかホッとした。このところ、毎日のように新聞やテレビで「命にかかわるような危険な気温だ」とか、「気象災害の一つだ」と報道され、熱中症に気を付けるように注意喚起している。

エアコンのない環境で演奏する人たちも大変だけれど、観客の大半は高齢者だ。私も高齢者だけれど、見た感じ、もっと年上の方の方が多いような気がしている。途中で休憩もあるし、水分もとれる。だけど、高齢者は熱中症になりやすい。

  

音楽会は命を懸けて行うことでもないし、聴きに行くことでもない。だけど、前売り券を購入してあると中止でもなければ自ら止めるのは躊躇われる。前述したように友人と一緒に行く約束をしているとなおのことだ。

主催者の方々も中止するにあたっては演奏者の方々への連絡・延期の日時調整、チケット購入者や当日来場者への連絡等など、大変だっただろうと推察する。

それでも、今回のように中止を決定してくれた主催者の方々のその勇気?に私は拍手を送りたいと思っている。