今年の夏は猛暑続きだった。そのため、月2回行われているふれあい音楽会は7月の2回目と、例年8月は行われないけれどけれど今年は8月も開催予定だった1回が中止、というか来年3月に延期になった。エアコンのない地区市民館の体育館のようなところで開催するのだから致し方のないことだと思うし、妥当な判断だったと思っている。けれど、ちょっと寂しくもあった。
そんなわけで、この間の水曜日は2か月ぶりの音楽会だった。
案内には「ギターとヴァイオリンで奏でる世界の音楽」 ~世界を旅する音楽~
スペイン、リベルタンゴ、アイリッシュパーティー、昭和歌謡メロディー、情熱大陸、他、とあり、奏者は初めての方たちだった。
「ヴァイオリンとギター」と聞いて、私はてっきりクラシックギターと普通のヴァイオリンだと思い込んでいた。ところがヴァイオリンがエレクトリックバイオリンというエレキバイオリンで、ギターはアコースティックギターだった。
ギターがアコースティックギターなのは想定内のことだけれど、今回はじめて見たエレクトリックヴァイオリンにはちょっと驚いた。奏者の説明によると、通常のヴァイオリンの弦は4本だけれど、エレキの方は5本あり、ビオラの音域まで出すことができるそうだ。2年ぐらい前にヤマハから発売され、幅広い音楽が演奏できるのでとても気に入っているのだとか。
私はどちらかというとピアノだったら電子ピアノよりグランドピアノの方が好き。ギターはクラシックギターもアコースティックギターもどちらも良い。エレキギターは若いころには楽しめたけれど今はやわらかな音の方が好き。ヴァイオリンもやっぱりエレキより普通の方が音色は好きだと思った。
だけど、音楽会自体はとても楽しかった。
30代と思われる若い二人の奏者がサービス精神旺盛で、目いっぱい楽しませてくれた。途中、ウクレレの演奏もあったのだけれど、それもエレキ。そして、そのエレキウクレレでベンチャーズの曲を演奏したのだ。ベンチャーズといえばあのテケテケテケテケ・・・・というやつ。私の年代ならば楽しめないわけはない。
そして、音楽会が終わるころには元気になったような気がした。私だけでなく、会場のみんなも笑顔で溢れていた。
翌、木曜日は余韻を胸に草取りに精を出した。そんな時は庭の花も愛おしい。
萩にとまるシジミチョウも。
キンカンにはトンボさん。これはウスバキトンボなのか、アキアカネなのか・・・
そして、その夜のうちに完成した刺し子の第8作目の二重枡。
赤と緑。刺し子らしからぬ色で刺してみた。それも楽しい。
8作目ともなると、少しは上達したような気がする。自己満足だ。