えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

春の陽気に誘われて

月曜日のこと。

夫はデイケアの日だった。最近、夫はお迎えの時間よりだいぶ早くから庭で待つという。昨日はとてもいい日で、暖かい日だったのでお迎えがくるまで草取りをしながら待っていた。

 

夫が出かけると、その日予定していたのは離れ2階の片づけだった。週末、夫がいる時には早く片付けたい気持ちで頭の中がいっぱいだったはずなのに、出かけてしまうとなぜかやる気がおきず、部屋を眺めては思い悩んでいた。

 

何故離れの2階を片付けようと思ったかというと、週末、次男から電話があり、正月にも帰省しなかった彼が連休には帰省すると言ったからだ。次男だけが帰省するときにはいつもは母屋で過ごしてもらうようにしている。長男たちはいつでも離れの1階だけれど。もしも今度の連休に長男家族も帰省するとしたら母屋では次男はゆっくり休めない。で、離れで寝られるようにしておきたいのだ。 

 

離れの2階は元々は私の部屋だ。片方が寝室で、もう片方は書斎として使っていた。でもそこはもはや物置と化している。

 

10日間も次男が過ごすとなると、模様替えをした方がいい。私たちの寝室にあるテレビを次男がいる間そこに移し、そこで見られるようにしておきたい。そんなことを思いながら部屋を眺めていたところ、友人から電話が入った。

 

友人は10月に生まれた孫のところに行きたかったけれど振られてしまったという。で、片付けをしようと思ったけれどお天気は快晴だ。こんないい日に家で片付けするのはもったいないような気がして「梅を見に行きたいけど・・・」と、私に電話をくれたのだ。

 

と、前置きが長くなってしまったけれど、

春の陽気と友人に誘われて、片付ける気が失せていた私はもちろん即OKと返事をし、市内の梅園に出かけた。

 

梅園は梅まつりの真っ最中だ。

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紅梅、白梅、一重の梅、八重の梅、しだれ梅・・・

この梅園には30種類の梅の木が約420本植えられているそうだ。そして、1本、1本に木の札がぶら下がっていて名前が書いてある。

 

もう散りそうな梅、満開の梅、咲き始めの梅、まだ固い蕾の遅咲きの梅・・・

花はこのぐらいの咲き始めの頃が好き。

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どちらかというと一重の白梅が好き。

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久しぶりに花を見に行き、甘い香りに包まれながら歩いた。

 

 やっぱり一重の白梅が一番好きだ。

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ぐるっと回った後はやっぱり茶店で団子となる。 

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 上の写真の白いテントが茶店になっている。

彼女は五平餅、私はみたらし団子。そしてべったら餅を一つづつ食べた。

 

お腹が満たされ、春の陽気のなか甘い香りに包まれ、花を見ながら歩いていたら体も心もぽかぽかになった。梅見の後も楽しいことがあったけれど、それはまた書くとして、片付けはできなかったけれどいい日だった。