えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

夫が喜ぶならば夏野菜を植える

毎年、大型連休の頃に夏野菜を植える。

今年はその頃、忙しかったり、草が気になって気になって仕方がなく、毎日のように草取りをしていて夏野菜にまで手が出せないでいた。その上、先週末から夫は夜間に痰がらみの咳が出てなかなか寝付けなかったㇼ、やっと寝付いたと思ったら咳込んで起きてしまうという毎日で私も眠れない日が続き、ちょっと疲れてしまった。

 

野菜を植えるとなると、植える部分を耕し、石灰を撒き、元肥を漉き込み、畝を作り、黒マルチを被せ、そこに苗を植え、支柱を立てるという作業がある。キュウリやトマトは支柱を立てるのも私ひとりでは大変な作業だ。植えた後も朝夕の水やりや芽かきなどの作業がついてくる。考えただけでも疲れてしまいそうだ。で、夫に「今年は夏野菜を植えるのはやめようと思う」と言ってみた。すると、即座に首を横に振った。

植えてしまえは家庭園は楽しいのは分かっている。大きくなったと喜び、花をつけたとまた喜び、実が生ったとまたまた喜び、収穫を楽しみ、食卓に上がれば自分で作った野菜のおいしさは倍増だ。でも、買った方が安い。手間もかからないし、疲れることもない。で、日を変え、何度か夫に言ってみた。「今年は植えないよ」と。だけど、その度に大きく首を横に振りながら「うう、うう、うう・・・」と、植えて欲しいと訴えた。

 

夫は病気をしてから自分で野菜を作ることはできない。自ら楽しいことをすることもできない。楽しいことだって大幅に減ってしまったと思う。そんな夫にそこまで言われてやらなければ女が廃るというものだ。だけど、もう夏野菜を植える時期はギリギリに迫っている。

なので、昨日は朝からちょっと頑張ってみた。 

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1日がかりでやっとここまで。外階段の2階から撮ったので狭く感じるけれど縦が3メートルぐらいはあると思う。

後は畝を立て、黒マルチを張り、苗を植えられるところまでになった。

 

デイケアから帰宅した夫はこれを見て「お~‼ 」と声をあげ、にこにこ顔で喜んだ。

そんな顔を見ると私もがうれしくなり、頑張った甲斐があったと思う。

次の予定は月曜日。雨が降らなければ植えられそうだ。

 

昼は買い物がてらに時々行くラーメン屋さんで冷やしラーメンを食べた。

そこの奥さんが駐車場に咲いていたバラの花を切ってプレゼントしてくれた。

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 とりあえず、空き瓶に挿してみた。

ピンクがかわいらしいバラらしくないバラの花。これと、湯上りの発泡酒が昨日の私のごほうびだった。