えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

今週のこと 続き ふれあい音楽会のこと

水曜日、五色椿に発生したチャドクガの幼虫に目を瞑り、ふれあい音楽会に出かけた。

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ふれあい音楽会は何度も書いているけれど

❝だれでも 気軽に❞ ❝身近に 生の 本格的な音楽を❞ という趣旨で始まった演奏家と聴衆の心ふれあうミニコンサートだ。

 

前回の時に説明があったのだけれど、今年度からパンフレットにハートマークがついていて、右に「ハートマークの回」、左に「どの回もどなたでもご参加できます。特にハートマークの付いた回はお子様もお気軽にご参加ください。」と書いてある。

 

平日の午前中に開催されるこの音楽会の参加者は圧倒的にお年寄りが多い。だけど、以前から赤ちゃんや小さいお子さんを連れて聴きに来ている若いお母さん方もいて、時々はぐずりだすこともあるからか、いつも遠慮がちに一番後ろで聴いている。

 

毎回、最初の案内で携帯電話の電源に対する注意などがあって、その他にも「演奏中におしゃべりする人の声が気になる」という声が寄せられたという話や寄せられた意見を元に注意を促している。 

わざわざ、パンフレットにハートマークを付け、その説明を書いたということは小さなお子さんに対する苦情でもあったのだろうか。

小さなお子さまはダメという音楽会は多い。だけど、このふれあい音楽会は手作りのアットホームな音楽会だ。値段も400円だというのに前売り券の購入者には100円以上もするようなお菓子と飲み物まで付く。当日券の人だって飲み物は付く。そんな音楽会だから、私はいつも小さな子どもさんと一緒に聴きに来ている若いお母さんに出会うとほほえましく思う。そして気兼ねすることなく、音楽会を心から楽しめるといいなあと思っていた。

 

今回は初めてのグループで、金管楽器の五重奏だった。金管楽器というと何だか男性のイメージがするけれど、若い女性の5人組で、皆さん音大、芸大で勉強された方たちだ。その中には小さなお子さんがいらっしゃる方もいて、最初の挨拶の時に「もしも『おかあさ~ん』と言う子がいたら私の子ですから温かい目で見てください」と話された。子どもさんは他の大人の方が見ていて「おかあさ~ん」と呼んだり、舞台に駆け寄るようなこともなくお利口にしていた。

 

金管楽器はトランペットが二人、トロンボーンにホルンにチューバで、目次にある通り金管楽器の華やかさと迫力、時にやさしい音色を楽しませてくれた。

大空に響き渡るような壮大な音楽ではうっとりと聴かせてもらったり、初めて聴いた「フィガロの狸囃子」という曲ではおもわずにやけて楽しく聴かせてもらい、とてもステキな音楽会だった。

奏者は違うけれど、同じ楽器と同じ並びで演奏しているYtubeがあったので貼り付けてみた。


やじお5金 フィガロの狸囃子

チューバは10キロもあるそうだ。そんな重い楽器を若い女性が演奏しているだけでもすごいと思ってしまう。

 

そして、ふれあい音楽会はいつも本当に素晴らしい音楽会だと思う。