えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

夫がデイケアに行かない日のこと

夫がデイケアに行かない日は夫が目覚める前と就寝後が私の自由時間だ。

起床は夫がトイレに起きる時間にもよるけれど、6時少し前なら私はそのまま起きる。4時、5時ならもう一度寝る。そして、夫には眠れるだけ寝ていられるように静かに朝の仕事を始める。大体、夫が完全に目覚めるまでに2時間ぐらいある。私が起きる時間によっては30分もないことがあり、そんな時はちょっとがっかり。

 

朝起きると、着替えを済ませ、ごみ出しがある日はごみ出しに行く。燃やすごみの日には玄関回りの掃き掃除をしてから。今日も昨日の雨風で散った庭木の落ち葉を掃いてからごみ出しに行った。

そして、新聞を取り込み、お天気がいい日には離れの窓を開けに行く。次はやかんにいっぱいのお湯を沸かす。夫の身体拭き用と私の蒸しタオル洗顔用、朝食時のお茶用とわたしのコーヒー用。

 コーヒーを淹れ、パソコンを立ち上げ、新聞にざっと目を通し、それからネットサーフィンをする。たまに、お湯を沸かすところまでしかできない日があるけれど、そんな日は本当にがっかりしてしまう。今日は何人かのブログに訪問することができたのでまずまずの始まりだった。

 

夫が目覚めると身体拭きをし、着替えの介助。これは殆どが全介助。

洗濯物を洗濯機に放り込み、朝食の準備。食べて、片付けて、その間に洗濯が終わるので干し、掃除にかかる。火曜日は11時10分までに、金曜日は10時20分の訪問リハビリが始まる前までに終了すればいいので余裕だ。土・日は訪問リハビリがないので掃除機をかけることもないのでもっとゆとりがある。

訪問リハビリが終わればすぐに昼食の準備にかかり、食べて、片付けて、後は夕方4時ごろまでだらだらと過ごす。だらだら過ごさなくても、その間にやれることをやればいいのにと思うけれど、新聞を読み返したり、本を読んだり、録画番組を見たりするそんな時間も貴重なのだ。1、2時間ごとのトイレ介助は必ずあるし、洗濯物を取り込んだり、それを片付けたり、離れの窓を閉めに行くのも4時までにはしているのだから完全にだらだらできるわけではないけれど。

4時過ぎれば今度は夕食の準備。夫が倒れてからの夕食は早く、5時か5時30分には食べ始め、6時までには食べ終えている。元気だった頃とは雲泥の差だ。

夕食の片づけをしながら最近は湯たんぽを準備し、布団乾燥機で夫の寝具を温めておく。

夕食後は夫の洗面介助。歯磨きは先ずは夫自身に磨いてもらい、その後で私が磨き直しをする。そして、タクトブラシ、歯間ブラシ、フロスで磨いて終了。そのあとはテレビの前でだらだらと過ごす。

最近の夫は就寝時間が遅くなった。それでも、時計をちらちらと眺め、8時ごろにはトイレを済ませ、ベッドに入る。そこもほとんど全介助。

夫がベッドの入ればテレビを消し、照明も暗くする。それからあとは私の自由時間になる。

 

今日もこんな風に過ごし、夫は夢の世界に入って行った。

こんな時間から何かができるわけではないけれど、隣の部屋でこたつに潜り込み、一人の時間を十分に楽しんでいる。