えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

この時期の眼科

今日は眼科へ行ってきた。

昨年5月から月1回眼科受診をしている。受診するようになった経緯は以前に書いたけれど免許更新を前に視力低下が気になったからだ。結果、免許更新は裸眼で通ったのだけれど、その時「白内障が始まっている」と言われ、進行を抑える目薬を処方してもらった。それから目薬が終わる前に受診している。

 

眼科はいつ行っても混んでいる。疾患によっては予約ができるのだけれど、私の場合は「目薬が終わるころに来てください」ということで、当日受付をして予約時間が決まる。受付時間がちょっと遅くなると午前中の予約が取れないので夫がデイケアに出かけるとすぐに受付に行く。

 

この時期、眼科といえども病院には行きたくない。だけど、そうも言っていられず、今日も夫がデイケアに出かけるとすぐに行った。受付には5人ぐらいが並び、診察前だったけれど、待合室にはもう10人ぐらい待っていた。いつもなら同じぐらいの時間に受付しても10時45分から11時30分ぐらいの予約時間なのに今日は10時15分。予約といっても大雑把なもので「予約時間の30分ぐらい前には来て待っていてください」と言われる。そして、いつもそれから診察までに1時間ぐらい待つことになる。

 

今日は「2、30分前には来てください」と言われたので20分前に行った。待合室はいつもだったら座る所もなく、立っている人もいるぐらい大勢の人が待っているのに、今日はいくつもの座席が空いていた。これもコロナウィルスの影響なのだろうか。しかも、予約時間ちょうどに呼ばれた。こんなことは月1回、10か月通ったけれど初めてのことだ。でもマスクをしていた人は半数ぐらいでスーパーで感じるより少ない気がした。そういえば友人が内科受診した時も受診する人が少なかったと言っていたけれど、これだけ感染が拡大していると病院に行くのも考えてしまうの分かる気がする。

仕方がないこと

昨日は夫の訪問リハビリだった。

金曜日担当のPT(理学療法士さん)が3月末で退職するということで月初めには引継ぎを兼ねて2人で来訪、先週から新しいPTに変更になった。

前回までのPTより3年か5年?先輩らしい。

 

秋がくると、夫が倒れて10年になる。

半年間の入院を経て、退院時に自宅で介護をすると決め、その月から訪問リハビリを始めた。

訪問リハビリは生活リハビリだ。私の目の前で理学療法士さんのリハビリを受けることは私の知識や技術の習得にもつながった。何より、私の話しを聞いて、それを夫のリハビリにつなげてくれたことがうれしかった。おかげで、ほぼ全介助とはいえ、真夏には浴室でシャワー浴ができるようになったし、15cmもある玄関の上がり框を4点杖で昇り降りすることもできるようになった。他にも良かったことばかりがいろいろあって訪問リハビリは私にとって重要な存在だった。

 

だけど、5年を前後して大きく変わってしまった。その頃から事業所の都合で担当のPTがころころと変わったり、同系列、同じ医療法人の違う事業所にそれも事業所の都合で変わらざるを得なくなったり、同じ時間とはいえ週3回だった訪問が2回になったり・・・と。

事業所が変わり、回数が減ってから、夫の状態にも変化が起きた(私の気持ちにも)。それは訪問リハビリのせいというわけではないかもしれない。老化だって進んでいるわけだし。だけど、はっきりいって後退していると感じている。今の事業所に変わってから担当してくれたPTにはわからないと思うけれど、初めから5年ぐらい担当していたPTが見たら私と同じように感じるのではないかと思っている。

そんな愚痴みたいなことを言っても仕方がないこと。救いは、新しく金曜日の担当になったPTが対応も技術も「とても良かった」と思えたことだ。

 

実は、火曜日担当のPTも3月末で退職することになったそうだ。次のPTは以前の事業所からの応援とのこと。ということはまた近いうちに変わるということだと思う。「もう勘弁して・・・」と言いたいけれど、事業所にも都合というものがあるし、PTにもそれぞれの人生がある。転職するのも仕方がないことだと思う。

願わくば、次のPTには数か月で交代することなくいい関係が築けるように長く受け持ってほしい。そして、少しでも私の介助量が減るようなリハビリのメニューを組んでほしいと思っている。

出かけるのはやめて庭仕事

今週の木曜日、友人に誘われて名古屋まで日展を見に行く予定だった。

日展の招待券があるからと誘われたのだけれど、コロナウィルスの感染拡大のニュースに二人とも思い悩み「この時期、わざわざ電車に乗って人込みの中に出かけることはない」ということになり、名古屋行は中止にした。彼女のご主人は肺がんで治療中だし、我家の夫も介護施設に通所している身なのだから。

 

暖かくなってきたし、予定がキャンセルになると気になるのは庭のこと。

この間から咲き始めたクリスマスローズ。白い方はまだ蕾だ。

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昨年チャドクガの幼虫にやられた大好きなやぶ椿。なんとか持ち直して咲き始めた。

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ピンクの侘助はもうおしまい(写真は撮らなかった)だけれど、いつも以上に花をつけた。白の椿も真っ赤な椿もチャドクガに負けず、もうすぐ満開になる。

 

ちょっとかわいそうだったのは五色椿。かなり乱暴に枝を切り落としてしまったので見るも無残な姿になってしまった。それでもいくつもの花を咲かせている。

濃いピンク、濃いピンクと白。薄いピンク、薄いピンクと白、白だけの花は今のところ見つけられないでいる。

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こうして花を見ながらの庭仕事は楽しいけれど、もっと楽しくなるのは小さなお客さんが来てくれること。

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こんな子がくると、 草を取る手を休め、静かに静かに庭中を追いかけまわしてしまう。

この冬は暖かかったせいなのか、五色椿を大きく切ったせいなのか、まだ消毒の臭いが残っているのか、原因は分からないけれどこの冬我家に来たのはこの子たちぐらい。メジロもこなかったし、ヒヨさえも素通りだった。

それでも出かけるのをやめて庭仕事をしたおかげで楽しませてもらった。

簡単リメイク講座

先週の水曜日は「簡単リメイク講座」だった。

昨年の2月から始まったこの講座に参加させてもらうようになり、ちょうど1年が経った。8月がお休みになり、2か月かけて作ったものもあったので昨年末までに9個作ったことになる。

 

12月は100均のペットボトルホルダー(350ml用)のリメイクだった。

私は水筒派なのでペットボトルを持ち歩くことはない。だけど、どんなふうにリメイクするのか興味があったし、リボン刺繍も楽しいし、出来上がったものはプレゼントに使えると思って参加した。

参加者はみんな2時間で完成させたけれど、私は途中で間違えてやり直したので 一人だけ完成させられなかった。家に帰ってすぐにやってしまおうと思ったら分からないことがあり、結局はこの間の水曜日に確認し、やっと出来上がった。

 それがこれ。 (リメイク前の写真は取り忘れた)

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反対側にはイニシャルを入れてみた。

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そして、この間は介護靴のリメイクだった。こんな感じにリボン刺繍をしてリメイクするというもの。

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先生が入院されたとき、スリッパは禁止だったとか。

それで介護用の靴では味気ないからとリボン刺繍をして履いていたら医師からも看護師さんからも褒められたそうだ。先生はこうした靴を室内履きに使っていたり、着物で運転するときに履き替えるようにと車の中にも1足、出先(簡単リメイク講座の時など)で履く用と、3足も持っているそうだ。

介護靴の色は自分好みで注文。私はこのグレーにしてバラはピンク。グリーン系の色を選んだ人は黄色のバラというように靴の色に合わせてリボンの色を決める。

 

簡単そうだけれど、なかなかできない。バラの刺しゅうは何度かやったのに忘れているし、それに手のろ。2時間もあったのに、ここまでしかできなかった。

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3月の講座はまたペットボトルホルダーの予定だ。今度はもっと小さくてハンドバッグに入れられるサイズ(たぶん100mlぐらい)だとか。だから、3月の講座日までには完成させる予定でいるけれどできるだろうか。少しづつしかできないけれど頑張って完成させようと思っている。

マスク

先日の夕方、ニュース情報番組を見ていた。

その中で、マスクがネットで10倍もの値段で転売されていることを知った。翌日の朝刊にもヤフオクやメルカリでマスクが高額で転売されていると書いてあった。

 

新型コロナウィルスの感染拡大が報道されて以来、マスクの製造が追いつかず、売り切れ状態が続いていることは毎日のニュースで知っていた。スーパーへ行くと異常なほど多くの人がマスクをつけている。私は花粉やハウスダストなどのアレルギーがあるのでマスクは常備している。だから慌てて買いに走ることはない。今はアレルギー症状もないし、体調はいい。だから毎日マスクを使う必要もなく、手持ちのものでまだまだ当分の間は間に合う。

けれど、テレビではベーチェット病の女性が取材に応じていて「感染に注意が必要なのにマスクが手に入らない。手持ちのマスク(洗えるマスク)はあとどう頑張っても10日しか持たない」と言い、「早く正規のルートで手に入るようになってほしい」と訴えていた。彼女も常備していたに違いない。だけど、私とは違い毎日必要としている。だから、常備していてもすぐに底をついてしまうのだと思う。そして、今のような状況になると買うことができない。

マスクは医療者が使用しているN95のようなものは別として、完全にウィルスを通さないというものではない。だけど、ステロイド剤を内服していたり、抗がん剤治療を受けている方など、易感染の方々にとっては必需品だと思う。中国の医療機関などには各地からマスクなどの支援物資が届けられている。もちろん、十分ではないのは知っている。だけど、一般の人の中にもマスクが必要なのにもかかわらず手に入らず感染の不安(コロナウィルスだけでなく)に怯えている人がたくさんいる。それなのに10倍もの値段で転売する人がいるとは。驚きや怒りを通り越し、何だか悲しくなってくる。自分や自分のまわりにはマスクが手に入らず困っている人はいないのだろうか。いなかったとしても想像はできるだろうに。悲しいことだ。

コロナウィルスが1日も早く終息することを願うばかりだ。

優れモノ

この間、ネットでミシン針専用の糸通し器の紹介記事を読んだ。手作りに関するホームページを開設している方のブログで。しかも同時期に二人の方が紹介していた。そして、その片方の方は動画も張り付けてあった。

 

私のミシンは40年ほど前に買い替えたもの。電子ミシンでもコンピューターミシンでもなくただの電動家庭用ジグザグミシンだ。当然、自動糸通し機能などない。

老眼が始まってからというもの、針に糸を通せないことはないけれど、思うように通らずにイライラしてしまうことがよくある。なのでこの記事を読んで動画を見たら「これは買うしかない」という気になってしまった。そのままネットで買おうかと思ったけれど、他のものも見たかったので先ずは手芸店へ見に行くことにした。で、メーカーは違ったけれど同じようなものがあったので買ってきた。 

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こんなに小さくても1000円近くする。

使い方は動画とほぼ同じで横に糸を渡し、縦の溝に針を添わせ上から下に動かす。針の位置に来ると細い針金が糸を押し、針に通るというわけだ。そして、私が買ったものは輪になって通った糸を先端のフックで引っ掛けて引き抜くようになっている。

 

 私が買ったものとは違うけれど動画を張り付けてみた。


ミシン針専用糸通し器【ナイス・スルー】の使い方

実際に使ってみたけれど、これはホント優れモノだ。ストレスなしに難なく通る。

マグカップを買った

夫がデイケアに行かない日の朝は早い。夫にはできるだけゆっくり寝ていてもらいたいので私だけ。

 

起きると、着替えを済ませ、ごみ出しのある日はごみ出しに行く。そして、やかんにいっぱいのお夜を沸かす。それは夫の身体拭き用と朝のお茶用と私の蒸しタオル洗顔用とコーヒー用。

 

コーヒーを淹れ、夫が起きるまでの時間を一人楽しむ。新聞を読み、PCを立ち上げ、購読しているブログをめぐり、夫が起きる時間によっては読みかけの本も読める。至福のひと時だ。なので、コーヒーはたっぷり欲しい。だけど我家のコーヒーカップもマグカップも私には小さすぎる。で、一杯では満足できず、2杯、3杯とお湯を沸かしては淹れていた。

 

物を増やしたくないと思うし、いくつもカップがあるのに買うのはもったいないとも思う。それなのに出先で陶器売り場があるとついつい見に行ってしまう。もうかなり前からだ。だけど、思うサイズのマグカップにめぐりあうことがなかった。

 

10日ほど前、普段は遠くて行かない大型スーパーに行った。そこの陶器売り場で大きなマグカップを見つけた。何の変哲もない真っ白なマグカップだ。「何だか100均にありそうなカップだなあ」と思いながらも手に取ってみた。すると、大きさの割に軽い。これなら一杯で満足できそうなサイズだ。何の変哲もない真っ白なマグカップだし、家にはいくつものカップがあるし・・・と、迷いに迷った。だけど、考えようによっては害はないし、そんなに高いものでもない。思い切って買うような額ではないけれど、私としてはかなり思い切って買ってきた。

それから毎朝、そのマグカップでコーヒーを飲んでいる。もちろん今朝も。 

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 測ってみたら普通に入れても300ml以上は入る。私は色気がないけれどこぼれそうなほどいっぱいいっぱい入れている。上の方にうっすら見える線のところまでだからたぶん350mlぐらいは入っていると思う。

今朝は夫が目覚めるまでに2時間半ぐらいあったのでこんな大きなカップでも2杯も飲んでしまった。

それで、今朝の朝食時には紅茶を飲んだ。紅茶も時々このマグカップで飲んでいるけれど、どちらかというと紅茶の方がずっと似合うような気がする。本当は備前焼のような渋いものの方が好きだけれど、これはこれで良かったと思う。きっと、買った時よりも徐々に徐々にお気に入り度が上がってきたのかもしれない。