えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

運命が変わった日②

21時30分に手術室に出棟した夫。

手術が終わったという連絡が入ったのは、もう日付が変わって1時30分のことでした。

でも、実際に夫に会えたのは2時30分を過ぎていましたね。

だから、5時間も緊張しながら待っていたのですよ。

えむこは看護師だから、術中のことも、手術が終了してから家族が面会できるまでの時間のことも、大体はわかる。

でも、家族としての感情はまた別なんだよね。とにかく、心配で、心配で・・・

弟がずっと一緒にいてくれたから、えむこは随分と心強かったのね。だから、今でも夫の兄弟にはすごく感謝しているのですよ。

 

手術は「開頭血腫除去術」で、医師からは「血腫は全部はとれなかったけど、あとは吸収されるから大丈夫です」との説明を受けました。

そして、夫と面会。

夫はまだ挿管チューブが入ったままで、もちろん意識はありませんでした。

その他にも、心電図モニター、Aライン(動脈ライン)、IVH(中心静脈ライン)、尿管カテーテル、輸注ポンプ等々と、スパゲッティ状態でしたね。

何だか悲しくて、悲しくて・・・

 

夫はICUだったので、えむこは付き添うことはできなかったのです。だから、短時間の面会だけで、自宅に帰って来たのですよ。

でも、自宅に戻ってからは、「自分は看護師だったのに・・・」と自分を責め続け、反省し、悔やみ続け・・・

涙が止まらないまま、朝を迎えたのです。

 

あれから2年。

いろいろあったけど、まずは命があったことに感謝しています。
そして、まだ日々進化している夫に、もっと頑張れ!!・・・

そして、えむこにも同じエールを。
頑張ろう。頑張らなくっちゃ。もっと頑張れ!!・・・。
でも、よく頑張ったよね。