えむこが子どもの頃、実家の仕事場ではいつもラジオが流れていました。家内工業を営んでいた両親は、朝から夕方まで、仕事をしながら聴くともなく聞いていたのです。
そのせいか、えむこもラジオが好きで、朝食を食べるとラジオをつけ、両親と同じように家事をしながら聴くともなく聞いているのです。
でも、好きな番組の時間になると、その時には手を休め、腰を据えて聞いているのですよ。
その一つが永六輔さんの「誰かとどこかで」という番組です。
放送局によって時間は違うかもしれないけれど、えむこが聴いているのはCBCで「つぼイノリオの聞けば聞くほど」という番組の中で、月曜日から金曜日までの毎日、10時50分から11時まで放送されます。
まず、「遠くへ行きたい」という曲のメロディーが流れ、﨑南海子さんの詩を遠藤泰子さんが朗読することから始まります。それだけでもちょっとステキな感じなのですよ。
詩の最後にはスポンサーの宣伝の言葉が入るのですが、それでもとってもステキです。
そして、パーソナリティーの永六輔さんが自分の思っていることや日々感じていることを話し、アシスタントの遠藤泰子さんとおしゃべりをするのです。
金曜日はリスナーからのハガキを遠藤泰子さんが読んで、それに永さんが何か一言を加える「7円の唄」の日です。7円というのはハガキが7円の時代に始まったからなのね・・・
えむこはこの「7円の唄」が大好きなのです。リスナーからのハガキ、これがすごくいいのです。どの方のハガキも温かな気持ちになるものばかりでね。そして、遠藤泰子さんの朗読がまたとってもステキなのです。
7円の唄の本はたくさん出版されているけど・・・
- 作者: 永六輔 崎南海子,和田誠
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えむこはハガキ大好き人間だけど、ハガキって、ちょっとの思いを伝えるのに丁度いいのだと思うのです。
それから、不定期で「7円の旅」とか「お小言」とかの日もあるのですよ。この日もリスナーからのハガキの日なのです。
そして、今週は「7円の旅」の特集で、今日はふるさとへの旅、ご近所への旅のハガキを集めて読んでいました。そこで永さんが「横町へ行くのも旅なんだ・・・」みたいなことを言っていたのです。
えむこは「そうか~、そうだよね・・・」なんて、変に感心してしまいました。えむこは散歩に行く時も、用事で出かける時も、ほとんど同じ道を通っているのです。いつもと違う道を通った時、「近くでも全然知らなかった」なんて思うことあるものね・・・
「今度、散歩に出かけた時にはいつもと違う道を通ってみよう・・・」なんて、思ったのです。今は旅行に行けないけど、旅行に行ったような、そんな気分を味わえるかもしれないからね・・・
ホント、この番組大好きなのです。
それから昨日、小沢昭一さんが亡くなられたけれど「小沢昭一の小沢昭一的こころ」も好きな番組だったのですよ。だからとっても残念です。
今日の「つぼイノリオの聞けば聞くほど」の中でリスナーからのこんなハガキを読んでいました。「小沢昭一の小沢昭一的こころ」も「水戸黄門」みたいに何度も流してもらいたいってね・・・