えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

昨日の美容院で

昨日、J子さんの美容院に行ったことを書いたのですが、冬瓜とキャベツの事しか書かなかったので・・・

 

えむこの予約日、美容室に入るといつも、えむこのために選曲した音楽が流れています。さだまさしさんの曲だったり、童謡だったり、昨日は誰の曲というわけではなく、時々「上を向いて歩こう」が流れていたような・・・

おしゃべりしながらシャンプー・カット。そして、ヘナで染めて・・・

染まるまでの時間はお茶を入れ、お菓子を用意してくれるのです。

それからまた、シャンプー。そしてブローして終了です。その間、約2時間半。

前にも書いたけれど、J子さんの美容院は完全予約制なのです。だから、その時間はえむこのためだけに、ゆったりとした時間が流れます。そして、J子さんとのおしゃべりもえむこの楽しみの一つなので、終了すると、頭はすっきり・さっぱり。心はほっこり、気分は爽快。とにかく身も心もリラックスできるのです。

 

それが昨日はね・・・

ヘナで染めている最中にえむこの高校時代からの友人Yちゃんが来たのです。

Yちゃんはお琴のお稽古に通っていて、その帰りに「買い物して帰ろうと思ったら、えむこの車があったので寄った・・・」とか。

Yちゃんが来たから嫌だったとか、リラックスできなかったとか言うのではないのですよ。Yちゃんはえむこの大事な友人だから、3人でのおしゃべりだって楽しいのです。それに、何よりJ子さんを紹介してくれたのもYちゃんなのですから・・・

 

Yちゃんはご主人とお義母さんの3人暮らしだったのですが、数か月前から三男夫婦も同居することになり、そのご夫婦に最近赤ちゃんが生まれたところなのです。

だから、いろいろストレスいっぱいとかで、「出るは、出るは、愚痴の山・・・」って感じだったのです。大丈夫かな~、Yちゃん。

それで、J子さんが「2人でランチでも行って来たら・・・」と言ってくれ、Yちゃんは家に電話してみたのです。そうしたらご主人の機嫌がすごく悪かったらしく「実は昨日、ゴスペルを聴きに行ってきたばかりなので、今日は機嫌を取っておくね・・・」と言って、帰って行きました。

えむこから見ると、家もあるし、お金に困っているわけではないし、お義母さんはデイサービス、デイケア、ショートステイと目一杯介護サービスを利用しているので介護の負担は少ないはずだし、お琴も習っているし、最近は大学時代にやっていたフォークダンスも始めたというし、昨日もゴスペルを聴きに行ってきたって言うんだから、幸せそのものだと思うんだけど・・・

まあ、生活習慣の違う人が一緒に暮らすわけだから、ストレスが溜まるんだろうね。どれだけ恵まれていても悩みが尽きないのが人間だし、生きているってことだから。

それに人の心は複雑だし、よく分からない。ましてやよその家庭は踏み込んではいけない領域なので、えむこはただ聞くことしかできないけれど・・・

それでも今度、コーヒーでも誘って、ゆっくりおしゃべりしてこようかな・・・

 

今、えむこがいる机の目の前にはこんな言葉が書いた絵葉書が貼ってあるのですよ。

『不安な人は いつも不安

 不満な人は 全部不満

 不幸な人は ずっと不幸。

 でも それは 全部 あなたのこころが きめるもの。』

そうなんだよね。えむこも自分自身のこころの持ちようなんだと思うのです。