えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

今日の1日

明け方、久しぶりに夢を見ました。

夢って、起きた時点で忘れてしまうことが多いけれど、今日は少しだけ覚えているのです。とっても残念だったからかな・・・

えむこは「お父さんのところに行ってくるね」と言って、自転車に飛び乗りました。少し漕いだところで、父さんが「コーヒーを飲みに行こう」と言うかもしれないと思い、引き返して車で出かけることにしました。また少し行ったところで「これは自分の車じゃない」と思い、引き返しました。そして、違う車に乗って出かけようとしたところで「ド~ン! ドド~ン!!」と大きな音がして、目が覚めたのです。

昨日から裏の家が建直しのため、解体工事をしているのです。工事は決して非常識な時間に始めたわけではなく、えむこの朝が遅かったのです。

「あ~。あとちょっとで父さんに会えたのに・・・」と思い、しばらく目を閉じてじっとしていました。でも、夢の続きを見ることはできず、父さんにも会えませんでした。

実は今日は弟の誕生日なので、昨日寝る前に昔のことを思い出していたのです。だから、こんな夢を見たのかしら・・・

「父さんに会いたかったなあ」と、今日はホントに残念な朝の始まりでした。

 

起きてからは、いつもの日常です。

朝食の準備。夫の体拭きに着替えの介助。洗濯をして、朝食を食べて、片付けて、掃除をして・・・

午前中に訪問リハビリ。終わったら12時なので、昼食の準備をして、また食べて、片付ける。

今日は片づけながら、夕食の準備で煮物を作っておきました。

いつもだったらすぐにベッドに行く夫だけど、今日は日中過ごす部屋に入って行きました。お昼寝しないのなら、煮物ができたらどこかに誘い出そうと思っていたら、なんと車いすのまま机に突っ伏して目を閉じているのです。

やっぱりお昼寝しないと体が持たないようなのです。ベッドに誘導して寝てもらうことにしました。

その後のえむこは・・・

いつものようにテレビの録画番組を観ながら、新聞を読んで、雑誌を眺めて過ごしました。

録画番組はまだ観てないものが190ぐらいあるのです。日曜美術館にそのアートシーン。美の巨人たちにSONGS等々。

今日は新聞や雑誌を読みながらだったので、SONGSからMr.children雪村いづみ高橋真梨子を選んで・・・

どれも懐かしい人たちばかりです。特に高橋真梨子は夫と一緒にコンサートにも行ったからね。

これはコンサートの後、夫が描いてくれたハガキ絵です。 

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コンサートはえむこの年齢の人たちでいっぱい。小椋佳さんやさだまさしさんのコンサートでは観客が立ち上がって踊ることはないけれど、この時ばかりは総立ちになって踊る・踊る・・・びっくりしてしまいました。

どの人たちもそれぞれ個性があって、歌は上手だから録画でも十分に楽しめますね。歌手だから当たり前だけど・・・

そうこうしているうちに、夫がお昼寝から目覚めました。

お茶を入れて遅いおやつを食べたら、もう夕食の時間です。

作って、食べて、片付けて・・・

こうして今日も特別なことは何一つない1日が過ぎ去ってしまったのです。