えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

捨てられていた白菜

今日は週2回ある「燃やすゴミ」の日でした。

かなり前のことだけど、ごみ出しに行った時に箱いっぱいのミカンが捨てられていたことがありました。その時、あまりの衝撃でこんな記事を書きました。

http://emukobb.hatenablog.com/entry/2012/11/16/222137

それが今日、今度は大きくて立派な白菜が丸ごと捨てられていたのです。新聞紙に包まれることも、ビニール袋や紙袋に入れられることもなく、他のゴミの上にボーンと乗った状態で・・・

えむこだって、今までには賞味期限が過ぎて使うことなく捨てたものも、腐らせて処分したものもないとは言いません。でも、そんな時は紙に包むなどして分からないように処分していました。まあ、処分するなら同じことかもしれませんが・・・

その白菜、一枚の葉も使われた形跡はなく、新鮮そのものでした。

白菜は新聞紙で包んで冷暗所に立てておくか、冷蔵庫に入れておけばカットしたものよりずっと長持ちするのです。だから、我家は老人の二人暮らしだけど、丸ごと買うことが多いのです。

えむこは友人から野菜をいただくと「キャベツを2個もいただいた」とか、「またまた、トマトと大根に白菜にキャベツまでいただいた」なんて、野菜をいただいた時の喜びを記事にしているものだから、この光景は言葉では言い表せないような衝撃だったのです。

使うことなく丸ごと捨ててあるということは自分で買ったものではないと思います。捨てた人は白菜が嫌いだったのかしらね。それなら、もらわなければいいのに・・・

白菜を作った人は自分が丹精込めて作ったものが喜ばれることもなく、食材としての役割も果たせず捨てられたと知ったらどう思うのでしょう。すごく悲しいことだと思います。

前にも書いたけれど、捨てた人にはその人の事情というものがあったのかもしれません。

でも・・・

やっぱり「捨てる以外に方法はなかったのかしら」と考えてしまうのです。世界には飢餓に苦しんでいる人たちがたくさんいるというのに・・・

今日は、捨てられていた白菜のことが何度も思い出された1日でした。 

そして、今日の我家の夕食は・・・

マグロのお刺身、白菜の煮物、ひじきの煮物、ハネージュメロン、白菜ときゅうりと塩昆布の即席漬けです。

白菜の煮物というのは白菜とブナシメジ、エノキ茸、竹輪を出しで煮てお醤油で味付け、卵でとじたもの。

とにかく白菜を食べたかったのですよね。

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これは、まだ母が元気だった頃に夫が描いた絵手紙です。