えむこは子どもの頃から 本屋さんとか図書館が大好きでした。
決して読書家だとか活字中毒というわけではないのですよ。ただただ、本にいっぱい囲まれたその雰囲気が好きだったのでしょうね。
父方の叔母は隣の県の小さな町の本屋さんでした。だから、子どもの頃は叔母のところに遊びに行くのが大好きでした。
遊びに行くと、好きなだけ立ち読みができて、しかも帰りには「なんでも好きなものを持って行け・・・」と言ってくれたのですから・・・
叔母の所は隣の県なので、家からだと市電とJRに乗って約1時間。歩く時間を入れたら1時間半ぐらいはかかると思います。だから、頻繁に行ける所ではありません。それに「本でも文房具でも欲しいだけ・・・」と言われても、せいぜい雑誌と本を1冊づつぐらいしか欲しいとは言えませんでした。
でも、えむこが本屋さんや図書館が好きになった原点はここにあるのだと思っています。
小学生の頃は市電に乗って市の子ども図書館に通い、中学生になると、もう少し近くの市の図書館に自転車で通っていました。
でも、学校の図書室に行った記憶はあんまりないのですよね。
社会人になってからは本屋さん通い。結婚して子どもが生まれてからは近くの市民館の図書室館通い。そこで本を借りては子どもたちに読み聞かせをしていました。子どもたちの記憶にないのが残念だけど。
子どもたちが独立してからは本屋さんにも図書館にも良く行くようになりました。
図書館は2週間に1度。夫は本を借り、えむこはもっぱら雑誌を読み漁るため。本屋さんで立ち読みするのは気兼ねだけれど、図書館なら気兼ねなく読みたいだけ読むことができるからね。しかも市の中央図書館には何十冊と言う雑誌が置いてあるから最高の楽しみだったのです。
でも、夫が倒れて以来、図書館にも本屋さんにも行けなくなってしまいました。
だから、今は欲しいと思う本はネットで購入しています。ホントは自分の手で触って、目で見て確かめて、それから買いたい人なんだけどね。
今は新聞の広告や書評。HONZという書評サイトを読んでは楽しんでいます。そして、読みたいと思う本に巡り合えばネットで購入するのです。
それで今日。HONZを読んで即注文した本のことを・・・
まだ注文したばかりで届いてもいないから、もちろん読んでないのです。でも、絶対に読みたいと思った本なのです。
その書評がこちら。
「ランドセル俳人の五・七・五」
HONZは3ケ月以内に発刊されたノンフィクションを紹介する書評サイトです。でも、文芸書であるこの本を紹介したいという代表・成毛眞さん。その書評から「どうしても紹介したい」という強い思いを感じとることができるのです。そして、その思いは書評を読むことで理解できると思います。えむこはこれ以上の書評はないと思うから、是非読んで欲しいと思います。
えむこは母親ってホントにすばらしいと思います。この本の作者である小林凛君のお母さんだけでなく、金沢翔子さんのお母さんも、辻井伸行さんのお母さんも・・・
多分、この世の中にはたくさんのそんなお母さんたちがいると思います。子どもを愛し、いつだってその味方であり、世間の盾になり、そして子どものすばらしい才能を見出し、育てている母親。
えむこはそんな母親であっただろうか・・・
読んでからの感想ではないけれど、読むのが楽しみな1冊です。
そして「早く届かないかな~」と、注文したその時から、届くのを楽しみに待ち望んでいる1冊なのですよね。