えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

福祉用具はリースで

今朝、夫の着替えを介助しているとコロコロとビスが1本落ちてきました。

介護ベッドから落ちたのは確かだけれど、どこを見てもビスが外れている個所が見つかりません。

夫は介護保険を使って低床式2モーターの介護ベッドをリースしています。2モーターというのは上下の昇降(ベッドの高さ調節)と背上げができるベッドのことです。3モーターになると、このほかにも膝上げができるのですが夫の場合は足の方まで上がる必要がないので2モーターのベッドをリースしています。

電動ベッドのビスが外れたと思うと心配なので、福祉用具をリースしている事業所に電話をしました。

すると、担当者が「ベッドのことなので午前中に伺います」と言い、直ぐに見に来てくれました。

そして、えむこがビスを見せると「多分、これはモーターの辺りのビスだと思います」と言い、目に見える部分のビスが外れていないこと、昇降に問題がないこと等など、あちこちの点検をしてくれました。ただ、そのビスはベッドを分解しないとはめることができないらしく、とりあえずの点検で数日間の使用には問題がないだろうと、3日後に新しいベッドと交換してくれることになりました。

ビスを見ただけでどこの物なのか分かるなんて、さすがプロだと思います。そして、すごく感じよく、しかも素早い対応をしてくれたのでえむこはすっかり安心しました。

実は夫に介護ベッドが必要だと思った時「今後ずっと使うことになるなら、高くても購入しよう」と思いました。でも、元同僚に話したら「リースならいつでも交換してもらえるし、故障した時にも無料で修理してもらえるから、リースの方がいいんじゃない?」と言われたのです。えむこはその言葉に納得し、リースに決めました。

今回、こういうことがあるとホントにリースにしてよかったと思います。

義母の時には介護で必要なものは殆ど購入してきました。さすがに95歳の母に介護ベッドは購入することなくリースでしたが、車いすは購入しました。その車いす、今は物置に放置してあるのですから・・・

介護ベッドを購入すれば当時35~40万円ぐらいだったと思います。リースならばマットレスとベッド柵を含めても月に1500円ぐらいの自己負担。もちろん、購入すれば介護保険の負担はなく、リースならば残りの9割は介護保険の負担になります。

我家にとってはリースの方が断然いいことは分かっています。パンクしそうな介護保険のことを考えると申し訳ないような気がしてきますが、やっぱり福祉用具はリースして介護保険の恩恵にもあずからせてもらいたいと思います。

なんだかんだ言われている今の世の中だけど、えむこはやっぱりありがたいことだと感謝しているのです