世間では3連休の中日だけれど、我家では何の予定もありません。だから、いつものようにゆったりとした休日の朝を迎えました。
遅い朝食を食べ終えた頃、時々登場するEさんがこれまたいつものように自分で作った採りたての野菜を持って来てくれました。
2種類のオクラと茗荷です。
茗荷は絵になるようにと、花が伸びてきたところまでつけてきたとのこと。私は赤いオクラは初めてだったけれど、Eさんは「緑のオクラより柔らかくておいしいと思うよ」と言っていました。
そして、今日も夫に「絵を描いてよ・・・」と何度も言い、一緒に「こうやって描くといいじゃない・・・」と机の上に茗荷を並べたり、オクラを並べたりして絵の話しをして帰りました。
いつもだったら、何を言われようと「フフフン・・・」と鼻で笑ったような反応しかしなかった夫だけれど、今日はEさんが帰った後も茗荷を眺めては机の上に置き、また眺めては置き・・・と、いつまでも眺めていたのです。
「これは描く気があるな・・・」と思ったので、すぐに水鉢と硯を準備し、墨を磨りはじめました。そして、ハガキを机の上に並べ、墨を含ませた筆を「はい」と渡すとすぐに書き始めました。
原画はもうちょっといいんだけどね・・・
筆使いはまだまだですね。以前だったら穂先が流れるように動いていたけど、今は穂先に逆らうように押し付けて描いてしまうから。
絵手紙は字がないとしまらないと思って、私が言葉を書き入れてみました。でも、私が書いた字では却っておかしくなってしまうのですよね。
だから、絵の側はそのままで、宛名側に文章を書くことにしました。
今日は茗荷の絵しか書かなかったので、オクラは以前描いたものを載せてみます。
これは何年か前の8月末に夫が描いたもの。
横書き、縦書き、オクラが1本のもの、2本のもの等など・・・ PCの中には何種類かのオクラの絵手紙があったけれど、今日はこれを載せてみます。
Eさんは「刺激になるように・・・」と、前回と違う野菜を持って来てくれました。そして夫が絵を描いて、その絵手紙が届くことを楽しみに待っていてくれるのです。ありがたいことです。
まだまだ下手くそな絵手紙だけど、早速明日には茗荷とオクラの絵手紙を投函しようと思います。オクラの方は字を消し、他の言葉を書き添えて・・・
そして、どんなに下手でも絵を描くようになっただけで喜んでくれる長男や二男と私の友人たちにも茗荷の絵手紙だけは出そうと思っているのです。