えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

準備は完璧ではないけれど

夫が脳出血で倒れ、不自由な体になってから、私たちの生活は一変しました。

倒れる前は夫の母と3人暮らし。夫が退院して1か月後に母が亡くなり、今は二人暮らしになりました。

我家には息子が二人いますけど、二人とも高校を卒業すると進学のために家を出ました。

上の息子が家を出てからもう18年。下の息子も16年になります。長男は思う人と結婚して11年。二人の孫にも恵まれ幸せに暮らしているようです。二男は未だに独身。仕事も生活も大変そうで気にかかります。

でも、我家は息子。気にかかっても、どんなに会いたくても、こちらから連絡をすることは滅多にありません。子どもたちからの連絡も用事がある時だけ。電話も簡単な会話だけなのです。だから、ホントはちょっと寂しいし、娘さんを持つお母さんのようにしょっちゅう電話をして声を聞いたり、メールをしたりしたいのです。でも、絶対にそうすることはありませんけどね。

それは彼らの人生の邪魔になるようなことをしたくないと思うから。仕事も家庭も大事にして欲しいから。そして、自分自身が寄りかかることを恐れているからでしょうか。まあ、寄りかかりたくても二人とも遠方に住んでいるから寄りかかることはできないし、寄りかかれば息子たちが困るのは明白だから。

世間では息子と母親のことになると「マザコン」だの「子離れできない母親」だと言われます。娘だったら決して言われないと思うけれど。私は自分の心の中では「子離れできない母親」で構わないと思っています。心の中で思うことは誰にも止められないし自由だから。もちろん、そんなことはおくびにも出さないから、誰もそんな風には感じないと思いますけど。

だから、息子から帰省の連絡があると飛び上がるように嬉しいのです。ここ数日の記事のように。

そして、その嬉しい日がやっと明日やってくるのです。

でも、今日も暑かったから、意志の弱い私は思うように行動できませんでした。

まあ、いいっか・・・

いつものことだから。

今の私は夫がデイケアに出かけている今日みたいな日にしか思うように行動できません。それだって、体調や気分、天候やその他にも動きたくない時はあるのです。たとえ動けたとしても時間に制約があるのですから思うようにはいきません。

今日は布団を干して、離れの冷蔵庫を掃除して彼らの好きなものを準備しました。そして、もう一度掃除機をかけて・・・

だけど、まだまだ思ったようにはできていないのです。多分、ほどほどにはなっていると思うけれど。

子どもたちは、だからと言って何も言うことはないでしょう。私がもっともっと彼らのためにしてあげたいだけだから。

実は長男家族は水曜日の日から地元に帰ってきているのです。そして、水・木と彼女の実家に泊まり、明日・明後日と我家に泊まって日曜日に帰る予定です。

息子は今頃、彼女の実家で歓待されているでしょう。だから、私もみんなを歓待したいのです。だけど、思うようにいかないジレンマ。仕方がないですよね。

まだ準備は完璧ではないけれど、明日から帰ってしまう時までみんなには気持ちよく過ごしてほしいと思います。

特に彼女に。だって、彼女が来てよかったと思ってくれることが一番だと思うから。そうすれば、きっとそれが息子の幸せにつながることだと思うから。

それから二男も帰省できるといいんだけれど・・・