夫は月・木がデイケアの通所日。
ところが先週は、16日の月曜日は台風18号のためお休みになった。そして、19日の木曜日は受診日のためお休みした。
だから、先週はずっと私と二人で過ごした。姉や友人が来てくれたり、散歩で人と会うことはあったけれど、とにかく24時間、ずっと一緒だった。
夫の介護にそうそう手がかかるわけではない。だけど、10日も経つと、夫には悪いけれど、ちょっと息抜きしたい気分になってくる。
それで、私は今日の日を待ちに待っていた。
夫は体調を崩すこともなく、11日ぶりにデイケアに出かけた。おかげで私は束の間の自由を楽しませてもらうことができた。
だけど、私が自由を楽しんだように、もしかしたら夫も自由な気分を味わえたのではないかと思ったりもした。デイケアという環境の中とはいえ、私から久しぶりに解放されたのだから。
夫に対して、日常どんなハラスメントもしているわけではなく、優しく接しているつもりだけれど。それでも、束縛されていると感じるかもしれないから。
結婚する時、私は夫の希望で仕事を辞めた。ただ、自営業を営み一人で暮らしていた父の仕事を手伝いには行っていたけれど。
その頃、夫のことは何でもしなくてはいけないと思っていた。だから、掃除も洗濯も毎日きちんとし、もちろん平日・休日を問わず食事の準備も。とにかく家事を完璧にすることばかりを考えていた。
それがある日、夫から「Kちゃんのところはいいな。奥さんが実家に帰るから」と言われた。実家に帰るというのは盆・正月の話。だけど、私は母が亡くなっていたし、実家までは自転車でも10分程度の距離なので、一度も泊まることはなかった。
夫のその言葉で、私は初めて夫を縛り付けていたことに気づいた。夫は自由になりたくても私に言えず、我慢していたのだと思う。もちろん、私自身に夫を縛っているという意識はなかったけれど。
それからは、私の再就職や環境の変化もあり、家事を完璧にしようとは思わなくなった。それで、自然と夫を無意識でも縛り付けることはなくなった思っている。
今回、10日間も24時間ずっと一緒にいたら、その頃のことをふと思い出した。夫は言葉が話せないからホントはどう思っているのか分からないけれど・・・
例えデイケアという環境の中だとしても、私がいないところで、自分の世界を楽しめたのではないかと思う。「デイケアに行きたくない」と言うことがなくなった夫の態度がそのことを物語っているようにも感じる。
そして「そうであればいいな・・・」とも思う。そうすれば、デイケアの日に自分だけ自由に楽しんでいるという罪悪感を持つこともないから。
まあ、夫も「デイケアで楽しんでいる」と思うことにしておこう。
それで、今日の私。
J子さんが誘ってくれたので、穂の国百貨店で開催中の「手作り作品展」を見に行き、その後、のんほいパークに行って来た。のんほいパークというのは豊橋総合動植物公園と自然史博物館、遊園地の総合施設のこと。
私は、動物園は30年ぶりぐらい。植物園も多分15年ぶりぐらいだと思う。
ここは、植物園の熱帯雨林の部屋。
胡蝶蘭が富士山のよう。
すいれんの園(モネコーナー)
園内の散策はこんな大きな木を眺めながら・・・
暑い日だったせいか、ツクツクボウシが鳴き、蝶々が舞い。だけど、やっぱり秋のトンボも飛んでいた。
足元には彼岸花が咲いていた。
入り口付近にはもっとたくさんあったけれど、まだ蕾の方が多かった。
動物園にも行って来た。
名前は忘れてしまったけれど、アフリカ産の牛の仲間だそう。
ゾウさんはこわい程大きかった。だけど、鼻歌が出てきます。
♪♪ ぞ~さん ぞ~さん おはながながいのね・・・♪♪って。
サルのアパートの一室。お尻の色がすごくきれいだった。
カバは2匹いたけれど、なかなか水から顔を出さない。後方には写ってないけれど、かっこいいシマウマがいた。
今日は祝日なので家族連れで賑わっていた。
植物園から動物園へと、久しぶりによく歩いた。携帯の歩数計を見ると1万歩以上。
今日は園内バスが走っていたけれど、どれも満員。私たちは足が棒になりそうだったけど、頑張って歩いた。
J子さんから誘われなければ、多分行くこともなかったのんほいパークだけれど、こうして、久しぶりに楽しむことができた。
あ~。これで、また頑張れそうだ。