えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

今日もいい一日

歩いても20分ぐらいで行けるところにギャラリー付きの喫茶店がある。一昨日、そこで絵手紙展を開催しているという情報を得た。

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絵手紙展は、喫茶店2階の教室で習っている人たちの作品展みたい。

夫は自己流だけど、倒れる前はしょっちゅう絵手紙を描いていた人。そして、倒れて3年目にしてやっと、少しづつだけど、また描けるようになってきた。左手だから、まだ本人が納得いくようには描けないけれど。

 

我家の水曜日は何にも予定がない日。絵手紙展を観れば夫の刺激にならないかと思い、昨日「観に行かない?」と誘ってみた。返事は残念ながら首を横に振ってノーだった。お通じがなかったこともあると思うけれど。まあ、無理に誘うこともないので、夫がデイケアの今日、私は一人で観に行くことにした。

 

昨日書いたように、今日は父のお墓参りに行く予定だった。だから、その帰りに行くつもりで庭の小菊を摘んで支度をしていた。

 

もう少しで出かけようしたその時、T子さんから電話がかかってきた。「山形の兄弟からラフランスを送ってきたから、家にいればおすそ分けに行こうと思うけれど・・・」と。

T子さんの実家は山形なので、去年もおすそ分けを頂いた。

ラフランスもありがたいけれど、T子さんとはしばらく会っていないから会いたいと思っていたところ。それで、誰とも約束がないこと、墓参りに行くこと、絵手紙展を観たくて喫茶店に行く予定だということを話し、墓参りが済んでから、喫茶店に付き合ってもらうことにした。T子さんも習ってはないけれど、絵手紙を描いている人だから。

喫茶店はサイフォンで入れてくれるお店なので、コーヒーがとってもおいしい。絵手紙展の方はたくさんの作品が展示してあり、どの作品もそれぞれに個性があって、それなりに楽しめた。

それより、久しぶりのおしゃべりの方が楽しかった。T子さんもいろいろ溜まっていたようで、おしゃべりは尽きないぐらいだった。

 

T子さんからの電話があと少し遅かったら、今日は会えなかったかもしれない。

一人で出かけ、誰とも話すことなく一日が過ぎたと思う。おいしいコーヒーは飲めたとしても。

ああ、会えてよかった。おしゃべりできてよかった。お墓参りにも行けたし、おいしいコーヒーも飲めた。観たかった絵手紙展も観ることができた。ということで、今日もいい一日だった。

 

これはいただいたラフランス。

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「今週中にラフランスの絵を描いてくれない?」と夫に言ったところ、その返事は首を縦に振ってOKだった。それも楽しみだ。