えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

不安がいっぱい

年を取るといろんなことを考えてしまう。夫に障害が残ってからは尚更のこと。

正月に長男家族が帰省した時、少しだけ今後のことを話しておいた。ホントは二男も一緒の時に話しておきたかったけれど、二男は帰省しなかったので、長男と彼女の二人だけに。

 私が元気なうちに夫に何かがあれば私が中心に対処するつもり。だけど、私に何かがあり、夫の介護ができない状況になれば、その時は施設に入所してもらうのも止むを得ないと思っていること。

二人とも延命は希望してないこと。病院に救急搬送された時に呼吸器に装着されたとしたら、それは止むを得ないが。

夫は葬式はしなくていいと言っていたけれど「残った人の好きにさせてもらう」と伝えてあるので、生きている人がいいと思う方法で構わないこと。私も同じ。私の場合は献体しても構わないと思っていること。

財産は現在住んでいる土地と家屋のみ。兄弟がケンカしないように半分づつ分ければ良い。先祖から受け継いだ土地なのでできれば売却しないでほしいけれど、子どもたちがそうしたいのならばそれでも構わないこと。とにかくケンカだけはしないでほしいと。

生命保険の死亡保険金は葬式ができる程度しかないこと。貯蓄も僅か。だけど、それは夫のために使ってほしいこと。等など。

もしも、私が突然死だったらこれぐらいでもいいかもしれない。だけど、突然である可能性の方がかなり低い気がする。

だから、なるようにしかならないと思いながらも、いつも不安が付きまとっている。

 

夫が脳出血で倒れてから、毎日のようにネットでいろんなことを検索していた。その時、同じように奥さんが脳出血で倒れ、介護をしている方のブログに出会った。

彼の奥さんが倒れたのは夫より半年前のこと。脳出血は出血部位や程度によって後遺症はさまざまで、回復過程もみんな違う。だけど、その方の症状が夫と一番似ていて、私は彼の介護のようすや奥さんの回復過程にどれだけ励まされたか分からない。

彼は子どもさんがいないので奥さんと愛犬の3人家族。(二人と一匹だけど)

我家と違うのは愛犬がいること。そして、私より10歳以上若いので仕事もしているということ。だから、彼は奥さんの介護だけではなく、仕事も家事も愛犬の世話も頑張っている。それでも、ブログも更新されていたので楽しみに読ませていただいていた。

それが今年に入ってから、なかなか更新されなくなった。

「冬眠傾向」って書いてあるけれど、疲れているのかしら・・・

それとも、仕事が忙しいのかしら・・・

と、思っていた。だけど、1月19日からずっと更新がないので、だんだん心配になってメールを送った。(私にとっては初めてのメル友で、メールアドレスも住所も本名も教えていただいているから)

それが、いつもなら翌日には返信があるのにいつまでたっても返信はない。

何かあったのだろうかと、増々心配になった。

すると今日、ブログの更新があり入院していることが分かった。

ブログによると、体調不良で近くのクリニックに行ったところ、総合病院を紹介され、そこで検査中に強烈なめまいと貧血で昏倒し、そのまま入院になったとのこと。そして、介護チームや弟さんや友人が迅速に動いてくれ、奥さんはショートステイに、ワンちゃんは友人の知合いのところにあずかってもらっていると言う。

まだまだ心配だけど、ブログの更新ができるようになったということは少しは良くなったということだろう。

私は心の中で「おだいじにね。そして、早くよくなって・・・」と、祈るばかりだ。

 

そんなことがあって、私は増々心配になってしまった。

私に何かがあったら・・・

夫の兄弟は近くにいるけれど、介護チームと兄弟に手助けしてもらえるだろうか。遠方に住む子どもたちにも迷惑をかけることになるのだろうか。一度もショートステイを利用したことがない夫はどうなってしまうのかしら・・・

考えても仕方がないことばかりだけれど、そんな不安が私の心の中を占拠し、出て行ってくれないでいるのだ。