えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

自己管理がわるすぎ

子どもたちがまだ我家で暮らしていた頃、私は子どもたちに「人間に平等に与えられているものは24時間という時間だけ。その時間をどう使うかによって今後の自分たちの人生が決まるのだからよく覚えておきなさい」と、説教じみたことを時々口にしていた。

子どもたちはどこ吹く風みたいな感じだったので、覚えているのかいないのか・・・

ま、言いっぱなしで、それ以上のことを言ったわけでもしたわけでもないので、効果があったとは思えないけれど。

 

まだ働いていた頃、私は仕事中心に時間を使っていた。

勤務時間は当然だけど、帰宅してからも関連書籍を読んで勉強したり、休日を利用して自己研修に参加したりと、自分自身のスキルを上げるためにかなりの時間を費やしていた。ま、勤務先で教育担当をしていた頃には院内研修の準備等を持ち帰ることもあったけれど、それも自分自身のスキルアップに繋がると思い、帰宅後に時間を費やすことも厭わなかった。

それは資格を生かして働き、それで報酬を受け取る者として当然のことだと思っていたのかも知れない。自分のスキルと自分の時間を売り、その報酬としてお金をもらうのだからと。

 

夫に介護が必要になった時、私は夫の専属看護師になると決め、迷うことなく退職した。

だけど、仕事をしていた頃と違い、退職してからというもの、自分の時間が思うように使えないでいるのだ。もちろん、家事と介護が中心だから、最低限のことはやってはいるのだけれど・・・

 

夫がデイケアに通うようになってから、月・木にはどうしても必要な買い物の時間を除いても、それぞれ5時間ぐらいの自由時間が取れるようになった。とはいえ、全く自分だけのために使えるわけではないけれど。

その約5時間の時間には、どうしてものこと、できればやった方がいいこと、やりたいことの中から、自分で決めてやるようにしている。

 ま、期限付きのどうしてものことだけは絶対なのだけれど。

 

今日は「どうしても」ということはなかった。

だけど「やった方がいい」と思うことは山ほどある。ここに書ききれないほどだ。

もちろん、やりたいと思うことも同じぐらいにある。

それなのに、今日の私は「何をしていたのだろうか・・・」というような1日だった。

 

私は今でも24時間という時間だけが人間に平等に与えられたものだと思っている。

それなのに・・・

午前中に買物を済ませ、昼食を食べた後、夫のベッドで「ちょっと一休み・・・」と思ったら、そのまま眠ってしまったのだ。で、何もせず。

自己管理が悪すぎる。

やった方がいいことは山ほどあったのに、なんともったいない時間を過ごしてしまったことだろう・・・

相田みつをさんの「ある日のつぶやき」

やれなかったのでは

ないんだな

やらなかったんだな

今日は相田みつをさんのこの言葉が胸を刺し、私は自己嫌悪に陥ってしまった。