この間、岐阜へ出かけた日のこと。家に戻ると、郵便受けに「ゆうパックご不在連絡票」が入っていた。
差出人の名前を見ると、看護学校時代からの友人Mちゃんだ。
Mちゃんはここ数年、年に数回こうしてゆうパックでいろんなものを送ってくれるのだ。
その日はもう遅かったので、翌日再配してもらうように手続きをし、Mちゃんにはとりあえずお礼のメールを送った。
Mちゃんからの返信メールはすぐに届き「頂き物と家にあるものを詰めて送ったので、えむちゃんのブレイクタイムに食べてね」とあった。
Mちゃんは糖尿病で内服治療中。だからせっかくの頂き物も食べない方が良いものがあるのは事実だ。だけどそう言いながら、私のためにわざわざ買ってくれたと思うようなものがいつも入っている。そして、私に気を使わせないよう、それを買ったと思わせないようにして送ってくれるような気がする。そんな心遣いを感じると、いつも感謝の気持ちが湧いてくるのだ。
そして、昨日届いたゆうパックにはこんなにいっぱいの物が入っていた。
讃岐うどんと田舎そばが一箱づつ。12個入りの水羊羹が一箱。これはMちゃんが言う「頂いたけど食べない方が良いもの」なのだろう。他には応援飴と梅ぼしキャンデー、黒豆のお菓子とカレーソイというカレー味の大豆菓子、そしてウェハウスが2個。後はコーヒー豆を挽いた物が2袋と軍手だ。
右下に見えるのはこんなかわいいメッセージカード。
開くと「おたんじょうびおめでとう」と。
割れた桃?からぶら下がっているワンちゃん?も「おめでとー」「おめでとー」「おめでとー」「おめでとー」
「これからもよろしく」「だいすきだよ」「いつもサンキュー」またあそぼ」「いーことありますように」「すてきな一年を」とメッセージを送ってくれている。
今日は私の誕生日。
もう誕生日を喜ぶ年ではないけれど、毎年忘れずに私のことを考えながらカードを選び、送ってくれる友人がいることをとてもうれしく思う日でもあるのだ。
今日は長男からもうれしい言葉を添えた「おめでとうメール」が届いた。
そして、夫の姉も「えむこさんの誕生日だからケーキを買ってきた」と言い、ケーキと栗おこわを炊いて持って来てくれた。
自分のためには何もする予定がなかった誕生日だったけれど、みんなからこんなうれしい気持ちをいただき、涙がこぼれそうだった。
私は今年もこうして誕生日を迎えることができた。そして、母より11年も長く生きさせてもらえたことになる。その間に長男の結婚、二人の孫の誕生とたくさんの喜びを味あわせてもらった。それだけでほんとは十分だけれど、今は夫より1日も長く生きて、夫が安心して生活できるようにしたいと思っている。そのためには健康でいないと・・・
今日は改めてそんなことを考えていた誕生日だった。