えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

グジグジとひとりごと

昨日、一昨日と地元校区の秋祭りだった。

一昨日は6時には祭りを知らせる号砲が鳴った。

 

子どもたちが保育園のころにはお宮さん連れて行ったり、小学生のころにはお寿司を作ったりもしたけれど、今ではお祭りといっても何をするわけではない。ただ、事前に寄付をすることと、子ども神輿が廻ってきたときにおひねりというか寸志というかご祝儀というか、それをお役の方に渡すだけだ。

寄付は一軒当たり2000円以上と決められ、事前に組長さんが集金を済ませている。子ども神輿のおひねりは強制ではなく、もうすぐ我が家の前に来るというとき、役員さんが「子ども神輿が入ってもいいですか?」と聞きにくる。チャイムを押され「いいですか」と聞かれれば困るとも言えないし、子どもたちが小さかった時には神輿にも参加していたので、それ以来毎年出している。こちらは1000円。我が家は年金で細々と生活しているのだから本当はどこかに逃げ出したいぐらいだけれど、夫が不自由になってしまった今では町内のことに協力できることもなく、役員さんたちにすべてお任せなのだから、せめてそのぐらいと思い、お祭りの寄付は初めから3000円だと思うことにした。

 

我が家の前は公園だ。なので、毎年お祭りの間は爆竹の音が絶えることなく鳴り響いている。今年は雨が降ったりしていたので例年より少しは静かだったように思うけれど、それでも子どもたちは元気に爆音を轟かせていた。公園だけでなく道端でも。

だから当然、その残骸は道中に散らばっている。今日は夫がデイケア日なので、家の周りに散らばったその残骸を片づけた。だけど、雨上がりなので舗装道路に張り付いて思うように取れない。私が片づけをしている最中、子どもたちは公園で残った爆竹を鳴らし始めた。「お祭りは終わったのに・・・」と思ったけれど、我が家の子どもたちが小さかった時もそんな風だったので仕方がないと思い直し、道路を掃除しながら遠巻きにその様子を見ていた。

すると、筋向いの家の奥さんが外に出てきて「お祭りは終わりましたよ」と、子どもたちに言い放った。その方は燃やすごみの日の朝には家の前の道路だけでなく、公園の中まで掃除をしてくださっている。だから、明日もきっと爆竹の残骸を掃除してくださるのだろう。子どもたちから返事はなかったけれど、みんな素直に爆竹を鳴らすのはやめた。「返事ぐらいしろ!!」と心の中で叫んでみたけど、実際には黙っていた。

 

で、思ったのは530運動のこと。

私の住む市はごみゼロ運動発祥の地だ。この運動は葦毛(いもう)湿原のごみを何とかしたいという思いから「自分のごみは自分で持ち帰りましょう」ということで始まった。そして、毎年5月30日前後と11月11日の市民の日前後の休日に市民総出でごみゼロ運動を行っている。

それなのに祭りの日には爆竹を鳴らし、そのごみは散らかし放題だ。まあ、お祭りだから大目に見るにしても、そのごみは散らかした子どもたちが知らないところで誰かが片付けている。だったら、市内一斉にごみゼロ運動をしなくても今日のようにお祭りの後のお休みの日に子どもたちも一緒にすればいいのにと思う。「自分たちで散らかしたごみは自分たちで片づける」それを教えるいい機会ではないか。いつものごみゼロ運動の日にはそんなに汚れてはいないのだから。

 

また子ども神輿のことに戻る。

子ども神輿は土・日に分けて町内中を練り歩く。我が家のあたりに回ってくるのは日曜日の昼近くの予定だ。でも、日曜日は土砂降りというほどではなかったけれど、朝からあいにくの雨だった。私なら、ニュースでインフルエンザも始まったと言っていたし、子どもたちに風邪でもひかせたら 大変なので中止にするだろうと思うぐらいの雨だった。でも、結局は雨の中回ってきた。

子ども神輿は子どもたちが中心になって神輿を担ぎ、大人が多少手伝いながら練り歩く。そして玄関先で「わっしょい!! わっしょい!!」と練り込みをする。これは子ども神輿が入っていいという家の前だけだと思う(つまりご祝儀を出す家だけ)。それが今年は雨のためだろうと思うけれど、大人が6人で神輿を担ぎ、子どもたちは傘を差し、その周りを歩いているだけ。そして練りこみの時に大人が「子どもたち、集まって!!」と声をかけ、「わっしょい!! わっしょい!!」と声だけかけるのだ。「まあいいけど、子ども神輿だよね・・・」と思ってしまった。見せるだけでもいいのかもしれないけれど「役員さん、ご苦労さまです」と思うしかなかった。

 

まだまだほかにも思うことがいっぱいあるけれど、グジグジと思っていても仕方がないことばかりだ。

そんな風にグジグジ思うのはきっと私のバイオリズムがどん底に陥っているからなのだろう。それは15日を区切りとしている生活費が底をつき、財布の中身がさみしくなっているからかもしれない。

あ~あ、あと数日。貯金を下ろしたくはないから、頑張って気分を盛り上げないと・・・