えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

珪藻土のバスマット

7月の半ばから夫のシャワー浴を始めた。

本当は毎日浴槽に浸かれるといいのだけれど、我が家の浴槽は深くてとても無理。だから入浴はデイケアで行っている。

 

デイケアに行かない夏場以外の日には清拭をしている。だけど、汗が出るようになると、シャワー浴のほうが気持ちがいいに決まっている。寒くなると夫の右足は硬直してしまうので私一人の介助でシャワー浴をするのは危険だけれど、夏場はちょっと頑張れば大丈夫。だから、気持ちよく過ごせるようにと、毎年この時期だけはシャワー浴をしている。

 

シャワー浴を始めるにあたり、昨年から買おうかどうしようかと考えていた珪藻土バスマットを購入した。

私一人なら浴室で体を拭いてから脱衣場に出るようにしているのでバスマットはなくても何の問題もない。だけど、子どもたちが帰省した時や、夫のシャワー浴の時には必需品なのだ。とはいえ、珪藻土バスマットは値段もそこそこするので迷っていた。購入してからネットでみたら安いものもたくさんあったのだけれど。

 

今までは布製のバスマットを使っていた。浴室と脱衣室をまたぐようにシャワー浴の介助をすると、布製のバスマットは1回でかなり濡れてしまう。まあ、使用後に乾かせばいいだけのことなのだけれど、雨の日もあるし、濡れたバスマットは気持ちがいいものではない。それに床まで湿ってしまうと家のためにも良くはない。それが珪藻土バスマットはすぐにさらさらになり、下まで濡れることはないという。そんな宣伝に心を動かされ、思い切って購入した。

 

使ってみると、私個人の感想ではあるけれど、使用感の良さは想像以上に良かった。濡れたままの足で乗ってもすぐにさらさらになり、しかも下まで濡れることはない。

手入れも簡単で、使用後は立てかけておけばいいだけ。説明書には時々は陰干しをするようにとか、吸水性が落ちてきたらサンドペーパーで軽くこするようにと書いてあったけれど。とにかくすぐに乾いて気持ちがいいのだ。もし難を言うとすれば、ちょっと重いのと、乱暴な扱いをすると割れてしまいそうな気がすることぐらいだろうか。

 

以前、はてなで「今年買ってよかったもの」というお題があった。

今、私がそのお題で書くとしたら、断然「珪藻土バスマット」だ。今のところ、今年私が買った物の中では一番良かったと思っているから。