えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

人間が小さくてやさしくないのかも

確か、先月28日に名古屋で桜が開花したとテレビの天気予報で言っていた。

その時、我が家の前の公園のさくらはまだ固い蕾のままで色づいてもいなかった。

31日の金曜日、NHK のアサイチで日比谷公園(だったと思う)のさくらは5分咲きだと言っていた。その時にも我が家の前の公園のさくらは固い蕾のままだった。

 

昨日は外に出なかったけれど、窓から眺めるといくつかのつぼみが少しピンクに色づいているのが見えた。

 

今日は夫はデイケア日だ。いつもだったらお迎えに来てくれるまで玄関で待っているのだけれど、今日は「さくらを見に行かない」と夫を誘ってみた。

 

我家は南面と西面に道路がある角地だ。正面は南面だけれどそちらには10段ぐらいの階段がある。だから目の前の公園とはいえ、西北から出てぐるっと回らなければならない。デイケアの送迎車は西側道路に止めてもらうようにしているので早めに外に出て公園まで行ってみた。すると、まだ2輪ぐらいだったけれど咲いていた。

夫は「おう、おう」と咲いている花を指をさし顔をほころばせた。少しの時間しか見ていられなかったけれど「見に行って良かった」と思える瞬間だった。

 

これは昼ごろ撮ったもの。

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暖かかったから一気に咲き始めた。

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夫がデイケアに出かけると、先ずは庭を一回り。

庭のゆすら梅の方は知らないうちに満開だ。

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庭を一回りした後は予定通り草取りに取り掛かった。

 

昨日、よんばばさんが絵本作家の甲斐信枝さんを追ったドキュメンタリーのことを紹介されていた。

yonnbaba.hatenablog.com

私も昨年、夫の友人からこの番組のことを聞き、見たかったと思っていたのだ。

そして日曜日、夫がお昼寝をしたので録画番組を見ようとテレビを付けるとこの番組を放送していた。ただ残念なことにもう終了間近だったようで少ししか見られなかった。

 

そんな番組を見たり、聞いたりした後の草取りは何だか悪いことでもしているみたいな気になってくる。

私だって、野原で見る草花には愛情が持てるし、ステキだともかわいいとも好きだとも思う。だけど、庭の草には閉口してしまうのだ。 

 

 すみれは私に抜かれることもなくかわいい花を咲かせている。

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カラスノエンドウだって負けず劣らずかわいい花だと思う。思うけれど・・・

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これはノゲシ

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甲斐信枝さんのお気に入りの花だ。

だけど、私は親の仇でも取るかのように片っ端から引っこ抜いてしまう。

 

この子はだあれ?  オニタビラコ? 

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 悪いけれど、あなたも引っこ抜かれる身なのです。

 

写真が悪いけれどカタバミ。日曜日に降った雨のおかげできれいに抜ける。

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ぺんぺん草だ。

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 正式にはナズナだけれど、子どものころは摘み取ってくるくる回し「ペンペン・・・」といわせながら遊んだものだ。だけど、畑いっぱいに増えて増えて・・・

私としてはかなり困っている。

 

これはハコベかしら・・・

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他にもホトケノザ、ジシバリ、ノミノツヅリ、オランダミミナグサ、センダイグサ・・・知らない草花もいっぱい生えている。

どの花もみんなかわいい花を咲かせるのだけれどやっぱり我が家の庭には欲しくない草花なのだ。

 

甲斐信枝さんだけでなく、画家の熊谷守一さんも草花の中に身を委ね、愛情たっぷりの目で足元の小宇宙を楽しんでいた。そして、お二人とも素晴らしい絵を描かれている。

それに比べ、なんともやさしくないわたし。

花は山 人は里

やはり野に置け蓮華草 これはちょっと意味が違うか・・・