世間では3連休だったけれど、我家は通常と何ら変わりがなかった。
土日はどこにも出かけることもなく、二人でのんびりと穏やかな日常を過ごした。
そんな私たちにシオカラトンボのお客さま。
私たちをじっと見ているよう。
トンボはチョウチョと違い、同じところにじーっと止まっている。
時々は飛ぶけれど、すぐ上をぐるっと回るだけでまたもとの位置にもどり、いつまでも止まっている。
窓から見ているだけでも退屈しないけれど、私は意地悪く、外に出て近づいてみた。
やっぱり、ちょっとだけすぐ上をぐるっと飛び回るけれど、すぐにまたもとの位置に戻り、止まったまま動かない。
私たちは家の中からチラ見しては楽しんでいた。結局、11時少し前から1時過ぎまでの2時間ちょっとの間同じところに止まり、私たちを楽しませてくれた。
今日は海の日。祝日だけれど、デイケアは通常通りなので夫は出かけて行った。
昨夜は夜中のうちに雨が降ったらしく、地面が濡れていた。
草はだいぶきれいにはなったとはいえまだ気になる所はある。それに、草取りのほかにも庭仕事はたくさんある。暑いし、どうしようかと迷ったけれど、思い切ってやり始めた。そうしたらもう止まらなくなってしまい、はじめ1時間でセットしたタイマーが鳴ると、もう30分、また鳴ると、あと30分と、結局2時間以上庭仕事をしていた。
すると、我家の前に郵便局の車が止まり、中からゆうパックの大きな箱を持った女性が下りてきた。で、やっと切りをつけた。
ゆうパックは夫への贈り物だった。先に開けるのも躊躇われ、夫がデイケアから帰宅するのを待って箱を開けた。
わお~!!
これは紛れもなく今日の私へのごほうびでもあるのだ。と、いい風にしか考えない。
とはいえ、こんなにあるんだから欲張ってはいけない。いくら大好きなものでも独り占めは良くない。そう思って、自分たちが食べられる分だけ残し、夫の弟と姉のところにおすそ分けに行ってきた。