えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

530運動実施

5月30日は530(ごみゼロ)の日だ。

530の日のことは何回か書いているけれど、私が住んでいる市が発祥の地で、毎年5月30日前後の日曜日と11月11日の市民の日前後の日曜日に530運動が実施される。

 

初めは「自分のごみは自分で持ち帰りましょう」ということから530運動は始まったのだけれど、今は市内一斉に清掃活動を行う日になっている。

 

今日はその530運動の日だった。

数年前までは朝8時から開始だった時間も今は7時30分からになり、町内の組単位で実施される。

 

私の組には空地はないし、参加できなくても誰も何も言わない。それにペナルティーもない。だけど、今の私には530運動に参加することぐらいしか協力できることがない。だから極力参加したいと思っている。

 

それでも日時が決められていることに参加するのはちょっと辛い。夫が倒れてからは毎回毎回心に重くのしかかってくる。夫を起こし、トイレ介助も清拭も着替えも済ませておけばいいだけのことなのに夫のペースに合わせようと思うから。

 

530運動の日が回覧板で通知されると、すぐにカレンダーに書き込んでおく。そして、参加できない場合のことを考え、その前週には家の周りの草取りや側溝の掃除をしておく。せめて自分の家の周りぐらいは自分でやっておかないと。そう思って先週も頑張った。

 

今朝、夫は6時少し前にトイレで目覚めた。そして、介助して済ませるとまた寝た。

中途半端な時間だった。

 

私はそのまま起き、朝の支度を済ませてから、530運動の開始時間にはかなり早かったけれど外に出た。

草は先週取ったばかりなのでさすがにきれいだったけれど側溝には落ち葉や砂が溜まっていた。この辺りは風が強いからすぐに汚れてしまうのだ。

 

夫は7時30分から8時ごろには目覚めるだろと思っていた。夫には7時30分から530運動だと言ってあっても高次脳機能障害の夫の記憶に残っているかどうかはわからない。外にいると夫の気配は分からないし、目覚めた時に家にいないと心配だ。何年か前、私がいないときに何回か転倒してしまったことがあるから。

そんなわけで、夫が目覚める前にきれいにしておこうと掃除に取り掛かることにした。

 

そろそろ終わりにしようとした頃、ご近所さんが外に出始め、お組の人も集まってきた。挨拶をし「こんなことでもないと顔も合わせることがないね」と言いながら少しだけおしゃべりをした。そして、きれいになったことを確認し合い、すぐに解散した。

 

家に戻ると、夫は目覚めていたようで「おー、おー」と声をあげていた。でもトイレには間に合った。

私は530運動が終わりホッとして気分がすごく楽になった。

 

庭のガクアジサイがやっと色づいてきた。

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