えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

シャワー浴を始めた

我家は築50年以上の木造家屋だ。

お風呂は深く、脱衣場と浴室の間には段差がある。その上、狭い。だから、右半身まひで車いす生活の夫は家でお風呂に入ることができない。

 

今は月・水・木はデイケアで入浴し、あとの日は私が全身清拭をしている。だけど、夏の間だけはかなり頑張ってシャワー浴をしている。本当は四季を通じてやってあげたいと思う。だけど、装具なしでは立つことすらままならない状態なので寒いと足首から先が内転して危険なのだ。

 

このところ肌寒かったり、夏日になったりと気温差が激しい。暑い日が続くと、シャワー浴をしてあげたいと思うけれど、朝のうちは涼しい。

日中や寝る前にすればいいのだけれど、洗濯や私自身の身体のことを考えると朝の着替え前にシャワーを浴びる方がいいのだ。

 

毎年、いつから始めようかと迷う。そして、たぶん7月に入り、かなり暑くなってから始めていたように思う。今年も夏日が始まったころから迷い始めた。清拭よりシャワー浴の方がさっぱりするし、気持ちいいに決まっている。でも、いったん始めたら清拭には戻せないと思うから迷うのだ。

 

今朝は気温が少し高い気がした。それで、例年より少し早かったけれど、夫に「シャワーにする?」と聞いてみた。すると、やっぱり夫は頷いた。

 

我家は前述したような浴室なので、右半身麻痺の夫のシャワー浴はかなりの重労働だ。それでも年々お互いの息が合うようになり、少しは介助量が減ったように感じていた。

しかし今日は、初めてシャワー浴をした時ぐらい大変だった。原因はたぶん気温。

裸になると、装具を付けてない右足は足首から先が内転してしまい、なかなか立つことができなかった。夫は諦めかけたけれど、しばらく裸でいても風邪をひくような気温ではない。足首を動かし、時間をかけ頑張ってみた。

 

シャワー浴なら頭の先から足の爪の先まで石鹸を使ってきれいにすることができる。

清拭と違い、さっぱりして気持ちよさそうな夫の顔を見ると頑張った甲斐があったといつも思う。そして、またやってあげたいと思う。

 

今日の出来は50点ぐらいだった。でも、次は80点ぐらいにはなると思う。我家の浴室の状態では100点の介助は難しいけれど、先ずは秋まで頑張ろう。