えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

夫の発熱に思う

結婚して40年。その間、夫は37.6℃ぐらいの熱は2、3回出たことはあるけれど、38.0℃以上発熱したことはなかった。それが4月18日に38.6℃の熱が出た。その時のことは以前書いたけれど、翌日には解熱した。たまたま翌日が脳外科の受診日だったので医師に伝え、採血、検尿、胸のレントゲン撮影を受けた。結果は、炎症反応は高値を示したものの、発熱以外の症状はなかったこともあり、はっきりした原因はわからなかった。

 

それから約2か月。先週の木曜日にまた38.0℃以上の熱が出た。

今考えると、朝から立ち上がりや車いす移動がスムーズにできなかった。それでも体に触れて熱があるとは感じず、いつも通りデイケアに出した。

デイケアに着く前、送迎車の中で「寒い」というジェスチャーをしたらしい。それが悪寒だというのはあとでわかったことだけれど、デイケアについてから看護師さんが熱を測ると、何度計測しても38.0℃以上の熱だったらしく、迎えに来てほしいと電話がかかってきた。

 

木曜日は開業医は休みのところが多い。デイケアに隣接するクリニックも休診日だった。発熱以外の症状はなかったのでそのまま家に帰り、様子を見ることにした。

家に帰ってから再度熱を測ると、何と39.1℃まで上昇していて驚いた。それでも、何とかベッドに横になってもらい、休息だけで様子を見た。

 

金曜日の朝になると、36.6℃まで解熱していた。咳等の呼吸器症状も、尿の混濁も、何の症状もない。だけど、翌日は土曜日だし、訪問リハビリは休むと連絡もしておいたので内科受診しようと夫に言った。夫は首を横に振り、行かないと意思表示をした。何か症状があればだけれど、何の症状もない状態で夫が行きたくないというなら土曜日の午前中は病院はやっているはずだと思い、もう一日様子を見ることにした。

そして、それ以後、発熱することもなく、受診もしないまま今日にいたった。夫の身体のどこかで炎症が起きているだろうと思いながらも。

 

我家は夫と私の2人暮らし。4月に熱発した時もそうだったけれど、夫は熱発すると途端に動けなくなり、立つことすらおぼつかなくなってしまう。夫はたぶん72㎏か73㎏ぐらいあると思う。普段ならそうでもないトイレ介助も大変になり、車いすからベッドへの移動も足に力が入らず、一人で行うのはかなり大変な重労働になる。かといって、誰もいないのだから一人でやるしかない。老々介護だけれど、力を振り絞って奮闘するのみだ。

 

今後、またこんなことが起きるかもしれない。そう思うと不安だ。当日であっても、訪問看護やヘルパーさんに来てもらえればありがたいけれど、そうもいかないと思う。

何ともならないかもしれないけれど、今度ケアマネが来てくれた時に相談してみようと思っている。だめかもしれないけれど、何かいい方法が見つかるかもしれないから。

手助けが欲しいのはほんのちょっとだけ。しかも、一瞬だけでいいんだけれど・・・