えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

作品展で刺激を受ける

毎年、楽しみにしている作品展がある。その一つが「金子通世&リメイク教室作品展」、もう一つは似顔絵イラストレーター内藤勲さんの「似顔絵ッセイ展」で、二つとも10月に開催される。

 

今年は金子さんの展覧会が10月2日(火)~14日(日)まで。内藤さんの方は7日(日)~21日(日)まで。他にも楽しみにしている展覧会はいろいろあるけれど、この二つだけは毎年絶対に逃さないようにしている。

 

内藤さんの展覧会へはこれから行く予定なのでまた書くとして、この間の水曜日に金子さんの作品展へ行ってきた。

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金子通世さんは 『断捨離よりもリメイク! タンスに眠っている着物や帯にリボン刺繍を添えたリメイクを提案いたします。』と、リメイクを提案し、地元のミシン屋さんでの 「 リメイクバック教室」と、NHK文化センターの「リメイクを楽しむ」という講座、校区市民館の「リボン刺繍」の講師をしてみえる。

 作品展は、その「リメイクバッグ教室」と「リメイクを楽しむ」の受講生と金子さんの作品展だ。

 

私が初めて金子さんの作品展に行ったのは5年前のこと。たまたま見つけた案内はがきがとてもステキで、講師の金子さんも受講生も誰一人として知らなかったのだけれど、そのハガキに魅せられて見に行った。

そして、その時のことをこのブログに書いたところ、金子さんの目に留まり、コメントをいただいた。それ以来、金子さんの作品展が毎年の楽しみになったのだ。因みに金子さんはアメブロで作品を紹介している。

 

作品の材料はタンスに眠っていた着物や帯、洋服、ネクタイ、カーテン生地、など等。それらがステキなバッグやポーチ、コサージュ・・・へと見事に生まれ変わり、また新たな価値を生み出している。

 

私がこの作品展が好きなのはどの作品もすごくステキだというのはもちろんだけれど、展示即売会ではなく、純粋な作品展であること。展示即売会の手作り展も楽しいには違いないけれど、私は欲しいわけではなく、作品が見たいだけだから。そうはいっても即売していれば好きだから何かしら買ってしまうのだけれど。

それと、タンスに眠っていた材料だから同じものは一つとしてなく、世界でただ一つの作品であること。それらは写真があっても実際に見て見るのとは違い、本当にステキで、見に行くといつも刺激を受け、いつまでも余韻に浸るほどだ。講師である金子さんは惜しげなくいろいろ教えてくださるし・・・、数えだしたらきりがないほど私にとっては魅力的な作品展なのだ。

 

刺激を受けても、自分はなかなか 前に進めない。

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もうだいぶ前に刺し終えた セリアで買った刺し子布。前にも書いたけれど、私にはちょっと中途半端なサイズなので他のものと組み合わせて使うつもりでいる。それで端は敢えてピロピロしたままにしてある。

 

上の刺し子(十字花刺し)はキルティング生地を裏布にしてめがねケースを作る予定。三河木綿の紺地に刺し子布をあしらい、周りをバイアス布で包み、半分に折り曲げ、入れ口以外をまつる。それだけなのに、刺し子のサイズが悪いこともあって、バイアス布で包んではやり直しの繰り返し。もう3回ぐらい縫っては解き、縫っては解き、している。なんて不器用なのでしょう。

我ながら嫌になってしまうほど不器用だ。でも今は「絶対に作り上げるぞ!!」と意気込んでいる。例えセリアの刺し子布でも、何日もかけて刺したのだから無駄にしたくないし、私も、私だけのものを作りたいから。