月曜日のこと。
夫がデイケアに出かけた後、1時間半ぐらい庭仕事をした。もう少しやっておきたいと思ったけれど、ちょっと疲れてきたので続きは夕方やることにして買い物に出た。
買い物の前にコーヒーが飲みたくて、たまに行く喫茶店へ寄り道をした。
そこは4人掛けのテーブルが4つとカウンターに5人ぐらい座れるだけの小さな喫茶店。客は私を入れて常連のお一人さまばかり4人。私がいる間にあと2人来て6人だけ。
喫茶店のドアを開けると、入り口付近の飾り棚に大きなアケビの実が籠に入れて飾ってあった。それを見ただけで何だか嬉しくなってしまうという単純なわたし。
ママが、お向かいさんの庭で採れたアケビをいただいたと教えてくれ、 知らないお客同士でアケビの思い出話しが始まった。そして、ママが帰りがけに「一ついかがですか?」と私に下さった。
ママは夫のことも、絵が好きで絵手紙を描いていたことも、昔はこういったものを見ると絵心がそそられて描きたくなることも知っている。それで下さったのだ。
こんな大きな実は初めて見た。普通はこの半分ぐらいか、大きくても3分の2ぐらいの大きさだ。
夫がデイケアから帰宅すると、すぐに見せた。そして「絵を描かない?」と言ってみたけど、残念ながら首を横に振った。
まだ元気だった頃に描いた絵手紙。
「いろいろなあけび」と書いてあるのは、以前にアップしたこんな絵など等、たくさん描いたから。
いただいたアケビはまだ机の上に飾ってある。
描いてほしいけれど、描かないかな。気乗りしないと描けないのは分かっているから諦めるとするか。