えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

温かい声掛けに感謝

最近では病院受診ぐらいしか夫と出かけることがなくなった。夫婦そろって気力も体力も衰えたのかもしれない。

 

夫は要介護4。外出時は介助量が増す。車椅子のまま乗車できる車ならもう少し楽かもしれないけれど、8年前に福祉車両に買い替えた時、助手席に乗せたくて敢えて選ばなかったのだから仕方がない。大変だとは言え、まだ自分で介助できるので介護タクシーを依頼することなく出かけている。

 

昨日は夫の歯科受診だった。

受診後、駐車場でいつものように車いすから夫を車に移動させようとしていた。すると、向かい側の駐車スペースに止まっていた車の中から私ぐらいの年恰好の女性の方が飛んできて「お手伝いしましょうか?」と声をかけて下さった。私にとってはいつものことなのだけれど、かなり大変そうに見えたのだと思う。夫は自分で立つこともできないし、体重も70㎏以上ある。それでもいつも一人で介助している。甘えられる人はいないからいつだって自分でやるしかないのだ。で、一人で大丈夫だということを伝え、声掛けして下さったことにお礼を述べ、手伝ってはもらわなかった。だけど、「お手伝いしましょうか?」の一言がすごくうれしくて、その日はずっと温かい気持ちのままで過ごせた。