えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

ソーイングケースが完成したけれど

今年2月、私が参加できる日時と場所で月1回(第一水曜日)の「簡単リメイク講座」が開設されることになり、喜んで仲間に入れていただいた。

 

2月はネクタイで作る(実際には着物地で作ることになった)コサージュ。3月は畳の縁にリボン刺繍をして作るチケットホルダー。4月は着物地にリボン刺繍をした包みボタンだった。

5月の講座は大型連休と重なり第5週に変更、6月の講座と2週続きになった。それで2回分で一つの作品を作ることになり、ベルベットのショール地にリボン刺繍をしたソーイングケースを作ることになった。

 

定員8名のうち、半数はリボン刺繍も習っている方たちだけれど、半数は私のようにこの講座で初めてリボン刺繍を経験した人だ。

なので、同じソーイングケースを作るといっても刺繍は全然違い、経験者の方たちは手の込んだ豪華ですばらしい刺繍で、私たちは一部にレースの花を使った初心者でもできる簡単な刺繍だった。といっても、私のような全くの初心者にはやっぱり難しい。

 

2回続けて教えていただいたけれど、その場では刺繍部分とあと少ししかできず、結局は家で完成させることになった。

いろんなことがあっただけでなく、あと少しのところで止まったままになっていたソーイングケースが数日前にやっと完成した。

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レースの花をつけ、茎は5番の刺しゅう糸でコーチングステッチし、葉っぱはリボン刺繍。

後ろはこんな感じ。

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お花の横に「み」と刺繍しようかと迷ったけれどやめておいた。

 

下のリボンを解いて開くとこんな感じ。

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 上下に大きなポケットが一つづつ。そして、黒のベルベットのところは3つのポケットになっている。

 

完成はしたものの、仕上がりはとても満足のいくものにはならなかった。

刺繍や、中のポケット布を作るまでは良かったのだけれど、老眼の年寄りには黒のベルベットの生地にスエード調のバイアス布を使った作品は仕立てるのにかなり苦労した。周りをバイアス布で包むのにただでさえ不器用な私はかなり手こずり、周りをきちんとしつけしてミシンで縫ったにもかかわらずうまくいかず、3回も解いて直した。それでもだめで、結局、ミシンで縫うのを諦め、手縫いで仕上げた。黒に黒を重ね、黒の糸で何枚も重ねた布を縫うのは手縫いでも本当に大変で、途中で何度も投げ出したくなった。それでも何とか7月の講座前には完成させたくて力を振り絞って頑張ってみた。ただ、何度も解いたせいでとてもきれいな仕上がりとは言えないけれど、仕上がっただけ良いかと自分を納得させた。

 

7月はリボン刺繍のブローチを作る予定。ブローチは大好きなので今からとても楽しみにしている。たぶん、今回ほど手こずらないだろうと思うし。