えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

夏休みのラジオ体操

昨日から家の前の公園で町内会主催のラジオ体操が始まった。

6時少し過ぎた頃からだんだん子どもたちが公園に集まり、6時30分からラジオに合わせて体操が始まる。窓から眺めていると子どもたちは2、30人ぐらい参加しているだろうか。それにお役の大人たちが何人か。

我家の子どもたちが小学生の頃は、夏休みが始まるとすぐから7月末までだったと記憶している。それが今は徐々に日数が減り、今月いっぱいで終了になる。

 

私が子どもだったころは確か夏休みが始まった翌日からお盆までだったような気がする。その頃もお役の大人たちは何人かいて、体操に参加した子どもたちの出席カードに判を押してくれた。私もお役目で参加したことがあるけれど、朝の6時30分という時間は家庭を持ち勤めている者にとっては大変だった。あの頃は思ったこともなかったけれど、期間が長かったからお役の方たちは大変だっただろうと思う。それでも、母も含め、大人たちは子どもたちに文句を聞かせることも、愚痴を言うこともなかった。最近は、あの頃、母はどんなふうに思っていたのだろうかと考えることがある。

 

夫は元気だった頃、お役でもないのに公園に行き、一緒に体操をしていた。

あとしばらく、毎朝、公園のラジオ体操の15分のあいだ、子どもの頃のこと、子どもたちが小学生だったころのこと、夫が倒れる前の日々を思い出しそうだ。

 

ラジオ体操が終わってからもしばらくは子どもたちの声が聞こえている。その声が聞こえなくなると今度はセミの大合唱だ。そして夕方までは静かな公園に戻る。