昨日、出先から戻り、郵便受けを見ると、中にレターパックが入っていた。
差出人は見なくても分かった。私にレターパックを送ってくれるのは看護学校の同級生Mちゃんに決まっている。いつも私の誕生日に間に合うようにバースデイカードとちょっとしたものを送ってくれるのだ。何年もメールやハガキの交換をしていたけれど、彼女のパソコンが壊れてからご無沙汰だったのに「誕生日を覚えていてくれたんだ」と思ったら嬉しくて、ひとりだということも忘れ、ついつい「わあ ‼」と声が出てしまった。
彼女とはもう半世紀以上のお付き合いになる。学生時代は一緒に旅行にも行った。卒業してからは彼女はそのまま実習先の大学病院に就職、私は地元に戻った。だけど同じ県内なので、独身の頃には私が名古屋に出かけるときには連絡を取っては会っていた。
私が結婚してからは年賀状だけのお付き合いになり、定年を間近にしたころから手紙やはがきのお付き合いが始まり、毎日のようにメールをし合うようにもなった。
そんなお付き合いが再開し、10年ぐらい続いた。だけど、彼女のパソコンが2年ぐらい前に壊れ、どちらかと言うと超アナログの彼女はパソコンを買い替えることも修理することもやめた。携帯もメールの契約はしてないという。もちろんスマホではなくガラケイだ。それでメールをすることもなくなり、たまにハガキを出し合うだけのお付き合いになった。
それなのに、私の誕生日を覚えていてくれた。それだけでも嬉しいのに、バースデイカードやちょっとしたものまで送ってくれたのだ。いくつになっても「おめでとう」の一言はうれしい。
お隣からのこぼれ種で 毎年生えてくるコスモス。
数日前に1輪咲き、今日はこんなに咲いていた。
この間まで猛暑が続いていたせいか、葉っぱは茶色く焼けたようになっているし、栄養も悪いのか花も小さい。だけど私にとってはこれも自然からのプレゼント。うれしい限りだ。