えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

嬉しかったこと、うつうつしたこと、頑張ったこと

毎日、書こう(書きたい)と思いながら、夫が寝てしまうと途端に疲れが出て「まあいいっか」と思い直し、テレビの部屋でダラダラと過ごす毎日だった。

 

誕生日の翌日、小さな小包が届いた。差出人の名前を見ると長男家族の連名だった。

包みを開くと、上の孫娘が書いてくれたバースデーカードと、刺繍セットが入っていた。

こんなようなもの。

写真を撮ればいいのだけれど、ちょっと横着をして似たようなものをのせてみた。(送られてきたセットの中には刺繍枠やイチゴのかわいいピンクッションも入っていた。糸の数も違うし、入っていないものもあるけど、こんなもの)

 

お盆に帰省した時、上の孫娘が夏休みの自由研究として刺繍をするのだと言い、こんな刺繍セットを持っていた。その時、私があまりのかわいらしさに「わあ、いいね ‼ 」と言ったのを覚えていてくれたようだ。うれしいね。こんなプレゼント。

 

私は 刺繍の道具も糸も持っている。だけど、こんなにたくさんの色はない。これだけ色が揃っていると、見ているだけで楽しくなってくる。そして、何でも刺せそうな気にもなり、俄然、やる気がおきてくる。と言いながら、まだ刺繍の本を見ているだけで、刺してはないのだけれど。まあ、今度の帰省までにはいろいろ刺して、何か形にしておきたいとは思っている。

 

連休最終日の月曜日のこと。

我家の地区は「こわすごみ」出しの日だった。このところ、離れ2階の片づけをしているのでこわすごみもかなり出る。

ごみ出しは明け方から8時30分までに出すことになっているので、6時ごろ、先ずは2袋のごみ袋を持ってごみステーションに行った。すると、廃品回収業者らしき軽トラックがゆっくりと近づいてきた。荷台には他のごみステーションから拾ってきたと思われる規定のこわすごみ袋がいくつか積んであった。

そのゴミステーションでは私が一番乗りであったこともあり、軽トラックは私の顔を見て通り過ぎて行った。私が家の前まで戻ると、ご近所さんが扇風機を2台、捨てて行った。再度、残りのごみ袋を持っていくと、もうその扇風機は2台とも持ち去られていた。おそらく、その軽トラックが持っていったのだと思う。

ごみステーションから持ち去ることは違法行為だ。そう思うと、すごく嫌な気がした。最近はそういった行為を見なくなったので市の広報が行き届いたのかと思っていたけれど、相変わらず横行していたのだ。直接言うことも、通報することもできず、知らん顔している自分になんだかうつうつとしてしまった。

 

その日は祝日だけれど、夫はデイケアの日だった。

断捨離はできないけれど、それでも少しづつは終活をしなくてはと、夫が出かけるとすぐに離れ2階の片づけを始めた。

半日以上、頑張って片付けたけれど、押入れから出したものや、夫が倒れて以来押し込めていたモノたちはそうそう簡単には片付かない。使えるけれど使っていないモノたちを処分しないと無理なのだと思う。分かっているけど私にはそれが一番難しい。年末までには何とか片付けてしまう予定でいるけれど、こんなに頑張る日があとどのぐらいあればいいのだろう。