えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

新聞の運勢欄を読んで

木曜日のこと。

水曜日の地方紙が読みたくて、片付けの合間に時々行く喫茶店へ行った。

普通、喫茶店には当日の新聞しか置いてない。だけど、その喫茶店は新聞や雑誌の棚の下に古い新聞をためて置ける箱が作り付けてあり、常連さんがママの許可を得て、そこから探しているのを見たことがある。で、私もお願いして読ませてもらった。

 

地方紙は地元のニュースが満載なので面白い。だけど、今の我家では2紙も購読するゆとりはなく、全国紙1紙しか購読していない。なので、喫茶店に行った時においてあればそこで読んでいる。

 

木曜日も、もちろん当日の新聞も読んだ。

その地方紙には「今日の運勢」みたいなコーナーがあり、その日の私の運勢欄には細かい言葉まで覚えていないけれど「親しい友人と楽しいおしゃべりをすると良い」みたいなことが書いてあった。

 

私は運勢とか占いとかおみくじとか、信じているわけではない。だけど、読むのは好きだ。良いことが書いてあれば素直に喜び、嫌なことだったら「ふーん」と流して終わる。その日は「親しい友人と楽しいおしゃべり・・・」と言う言葉を読んで、友人とおしゃべりをしたい気分がむくむくと湧いてきた。 

その日、私は友人とリメイクの作品展に行く予定だったけれど、友人が急遽仕事になり中止した。高校時代の友人Yちゃんはネールサロンに予約がしてあると以前聞いていた。それでか、すぐに大先輩の友人T子さんの顔が浮かんだ。

 

T子さんとは1週間前に会ったばかりだ。その日中止になったリメイク作品展の初日に一緒に出掛け、たっぷりとおしゃべりもした。なので、ちょっと迷った。だけど、またおしゃべりしたい気持ちの方が勝り、昼食を済ませた後で電話した。すると、彼女は受話器を取るなり「ヒマヒマしてるから遊びにおいで」と言ってくれた。

 

この間たっぷりおしゃべりしたばかりなのに、次から次へと話が弾み、大きな声で笑い、1時間半ぐらいの時間があっという間に過ぎ、とても楽しかった。

そして、先日会った時にいただきものの布を彼女に貰ってもらったのだけれど、1週間のうちにもうTシャツ2枚と上着1着が出来上がっていた。しかも、2枚のTシャツのうち1枚は私のサイズで作っておいてくれたのだ。その上、まだ残っている布で2人分のTシャツを作り始めていた。

私は知人からいただいた布を無駄にしないために彼女にあげただけ。彼女はその布を使って自分のものと私のものまで作ってくれる。私はただで儲けたということになる。何とありがたいことだろう。

 

新聞の運勢欄を読んで、親しい友人と楽しいおしゃべりをしたら本当に良いことありました。