展覧会を見に行くのが好きだ。自分では描けないけれど絵も好き。書も好き。陶芸など工芸も好き。木工も好き。中でも特に好きなものは布小物やバッグなどの手作り展。
9月、10月はいくつもの作品展を見に行った。一人で行ったり、友人を誘ったり、誘われたりして。そして、行くたびに刺激を受け「私も作りたい ‼」という気持ちが湧いてくる。
そう思ってもなかなか動きだせないのがわたし。机の上には手作りの本を積み積みし、毎夜、毎夜、夫が寝てしまった後に眺めている。
それでも、今月は簡単リメイク講座で教えてもらったバネ口ポーチを4個も作った。(他にもカードケースを作ってみたけどそれは失敗に終わった)
最初の作った2個は写真を撮り忘れ、私より11歳年上の友人に プレゼントした。
その友人が若いころに着ていたピンク色の着物を解いて私にチュニックを作ってくれた残り布にリボン刺繍をして作った。
次に手作り展に付き合ってくれた高校時代からの友人Yちゃんと美容院の友人Jさんへのプレゼント用に作った。
Yちゃんは赤系、というか暖色系が好き。だから、橙色というのか、レンガ色というのか、オレンジ色というのか、まあそんな色の三河木綿を使って作ってみた。
刺繍のデザインを少しだけ変えてこんな感じ。
左の裏地は友人からもらったオレンジ系の花柄。
右側の裏地は私が30代の頃に着ていた部屋着のワンピースの残り布。オレンジ系のチェック柄。
後ろ側はどちらも小花を一つづつ。
ピンクの着物地で作った時は左上に小花を刺し、右下にイニシャルの「と」を刺した。
「と」は一つはアウトラインステッチで、もう一つはコーチングステッチで。同じじゃあ面白くないものね。
そして、Yちゃんに先に見せたところ、彼女は予想通り左側の裏地が花柄のものを選んだ。で、J子さんには右側のポーチをプレゼントした。
二人とも本当のところはどうかわからないけれど、喜んでくれたのでまた作る気が湧いてきた。
「来年のお年賀用にいくつか作っておこうかな」なんて思っている単純なわたし。