えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

草が気になって

一雨降るごとに草が生え、みるみる成長している。

花の苗を植えれば草の生え方が違うことはわかっている。だけど、今は花を植えようとは思わない。花は大好きだけれど、何にもない庭も好きだから。というより、水をやったり、肥料をやったり、花に手をかけていられないからかもしれない。草を取ることを考えたらどちらのほうが・・・と思わないではないけれど。

草取りはできるときにやればいい。だけど、水やりはいつでもいいというわけではないということもある。言ってしまえば、朝の忙しい時間は夫のことだけで手いっぱいなのだ。

 

「草で死ぬことはない」とよくいわれる。それでも、これは性分なのかもしれないけれど、草が生えてくると気になって仕方がない。人それぞれ、好きなことも、やりたいことも違うし、気になることだって違うのだから。

私の場合、草が気になりだしたらそれがストレスになって精神衛生上非常によくない。それでも私が草取りできる時間は限られている。夫がデイケアの日に2時間が限度だ。それだと気にならないぐらいにまでにはなってもきれいになったというところまではいかない。だから、常に庭の草がストレスになっている。それならコンクリートで固めるという方法もある。だけど、それは夫が元気だったころ「地面も呼吸しているのだからだめだ」と言われている。実際、私自身も土がないのはさみしいと思っているのだからコンクリートで固める気はないのだけれど。

 

だから気になりだしたらせっせと草を取る。特に雨が降った翌日に夫がデイケアの日だったらよっぽどの用事がない限りまずは草を取る。

 

今年はコロナの影響で園芸店に行くこともなく、夏野菜を植えなかった。その分、草取りの範囲も増えてしまった。

 

一番広い畑部分のある北側の庭。今は私以外足を踏み入れない東側の庭。いつも家のなかから眺めている一番気になる南側。この間取ったばかりだというのに今度は違うところが気になるという繰り返し。

 

何日か前、夫が4時ごろトイレで目覚め、そのあとすぐに眠りに落ちた。いつもそれから2時間は起きることはない。デイケア以外の日には起こすことはしないのでもっと長く眠っていると思う。私はそれから眠れなくなり、しばらくは布団の中で目を瞑っていたけれど、意を決して5時ごろには起き、1時間ぐらい草を取った。

そして今日も。夫は5時ごろトイレで目覚め、そのあと再び眠りに落ちた。この間のように眠れなくなった私は起きてしまい、南側の庭の草を1時間ぐらい取った。

やっぱりきれいになったというところまではいかないけれど、南側の庭だから日中窓から庭を眺めていても気にならない程度にはなった。

だけど疲れた。

 

明日は夫がデイケアに行く日だ。夫が出かけたら今度は東側の庭を少しでも取ろうと思う。予定は未定だけれど「やるぞ‼」と、構えてないと横着したいタイプの私はきっとやめてしまいそうだから。