夫がデイケアに行かない日の朝、私は早起きだ。
訪問リハビリがある日にはそういうわけにはいかないけれど、そうでない日はできるだけ夫が長く寝ていられるようにしている。
夫がトイレに目覚める時間によっても違うけれど、5時ごろならそのまま起きてしまう。そうすれば自分の時間が確保できるから。
そおっーと起きて隣の部屋で着替えを済ませると、洋間のエアコンのスイッチを入れておく。
そして、雨が降っていない限り離れのすべての窓を開けに行き、庭をぐるっと一回りしたあと、植木鉢の水やりを済ませ、新聞を取り込んでおく。
昨日は今年初めて大好きな真っ白の木槿が咲いているのを見つけた。
こういう時は1日いいことがありそうな気がしてくるから不思議だ。
離れのこと、庭のことを済ませ、家に入ると今度は夫の体拭き用と朝のお茶用のお湯をたっぷり沸かしておく。
そこまでやっておけば、あとは夫が起きるまで自分の自由時間だ。
私が起きた時間と夫が完全に目覚めた時間によって違うけれど、少なくても1時間。長い時には2時間以上ある。
お茶を飲みながら新聞に目を通し、PCを立ち上げ、購読しているブログをめぐる。時間によっては読みかけの本も読める。
いつもなら夫はもうとっくに起きている時間だけれど、今日はこうしてブログまで書いている。
おそらく、あと30分で目覚めるだろう。
目覚めたら布団を片付け、夫の身体拭き、全介助で着替え、朝食・・・と、朝のルーティーンは続く。