えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

最近の日常

夫は週3回デイケアに通い、2回訪問リハビリを受けている。それで平日の予定はすべて埋まっていて土日だけが自由だ。自由と言ってもほとんどの日常動作に介助が必要なので全くの自由とは言えないけれど、家でCDを聴きながら新聞を読んだり、本を開くぐらいであとはうとうとしたり窓から外を眺めて暮らしている。

私の方はというと、夫がデイケアの日に買い物や外に出かける用事、庭仕事等など、夫がいるとできないような仕事を済ませ、訪問リハビリの日にはいつもより少しだけ丁寧な掃除をし、あとは夫の介護に専念している。

と、言っても大したことをしているわけではなく一緒にCDを聴きながら新聞や本を読み、パソコンで遊び、時々手芸をしたりテレビの録画番組を見たりしながらの介護だ。

ただ、土日には普段できないこと、例えば洗髪をしたり、爪切りをしたりしている。先週の土曜日には散髪も洗髪もしたし、日曜日には爪切りをした。そして今日は洗髪をした。

 

以前は暑くても寒くても散歩に行ったり、美術館にも連れ出し、ハガキに絵を描くように勧めたり、リハビリの真似事もした。だけど、今ではコロナに関係なくそんな気力はどこかに行ってしまった。私自身も夫も年を取ったせいなのかもしれないけれど、すぐに「まあいいっか・・・」と思うようになってしまった。これはきっともう戻ることはないように思う。こんな日常だけれど、有難いことに贅沢をしなければ暮らしていけるし、心穏やかに生活できるのだから多少の不自由などは我慢できる。週に3日は自分の時間が持て、ほどほどに忙しい生活が送れるのだからそれも「まあこれでいいっか・・・」と言うことなのだろう。