月曜日、我家の前の公園でもさくらが咲き始めた。
まだ2日しかたっていないのにもう5分咲きぐらいの木もある。
今日は夫はデイケアの日だ。
部屋からでもさくらは見えるけれど「お迎えの車が来る前に木の下まで見に行かない」と誘ってみた。だけど首を横に振られてしまった。
なので、夫がデイケアに出かけてから一人で見に行った。ほんとうは一緒に見たかったのだけれど。
さくらを眺めているといつもさだまさしさんの歌が浮かんでくる。
♪♪ ・・・咲いた 咲いた さくらが咲いた 幸せ色に・・・ ♪♪
ひとりなので声を出しては歌えないけれど「ほんとうにしあわせ色だなあ」と思いながら心の中で歌っていた。
さくらを見た後は庭を一回り。
庭ではフリージャーが咲き始めた。
スズラン水仙も、毎年生えてくるところはまだまだなのに植えた覚えがないところで咲いていた。
しばらく前から咲いている玉すだれは満開で近くを通ると良い香りを放っている。
他にもドイツスズランやシラン等など、あちこちから芽が出ている。
春はいいなあ。
黄色い花は見ているだけで元気になれるような気がして好きだ。
このところ夫がデイケアから帰宅する予定時間よりだいぶ早くに庭に出て草取りをしている。草の勢いの方が勝っているので取り切れずに気になって仕方がない。
親の仇のように取っているけれど、花が咲けばかわいいし、勝手だけれど野原で見るのは好きだ。
そして、最近では草花の刺繍を楽しんでいる。
小さな巾着を作るつもりで刺した野の花々。
写真ではわかりにくいけれど黄色のカタバミ、ムラサキハナナ、ツユクサ、ドクダミ、カラスノエンドウ、タチツボスミレ、ハルジオン。庭に生えていたら仇のように取ってしまう花たちだ。
刺繍はとっくにできているのに巾着に仕立てられないでいる。