えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

帯状疱疹5日目

金曜日の夜、左の腰のあたりに何だか違和感を感じ、そっと触ってみた。

するとボツボツとした感じでアッと思う間もなく浸出液が手についた。自分では見えないところなので鏡のところに行き見てみると真っ赤な発疹ができていた。その時点では痛みはなかったので何もせずにそのまま寝てしまった。

翌日の朝、痛みを感じたので再度見てみると発疹は酷くなり、周りは赤くはれていた。

それでも、土曜日だし、夫を一人にして病院には行けないし、で様子を見ることにした。おそらく1週間もすれば自然治癒するだろうと踏んで。

それが、

それから痛みは徐々に酷くなり、夕方には左下肢にも発疹が出て、発疹の先端には無数の水泡があることに気が付いた。

この時点でおそらく帯状疱疹だろうと思った。帯状疱疹ではそのまま放っては置けず、さすがの私も皮膚科の専門医に受診した方がいいと思った。けれど、あいにくその日は土曜日の午後。次は日曜日、月曜日は海の日で休日と続き、火曜日は午前中には夫の訪問リハビリがある。で、痛みを我慢して水曜日に受診することにした。

しかし、火曜日の午後になると痛みは激しさを増し、発疹のない大腿部まで痛くてたまらなくなった。

皮膚科の午後の診察時間は3時30分から。小雨とはいえ、雨は降っているし、夫を一人置いていくのは心配だ。で、夫に一緒に行ってくれないかと聞いてみた。けれど、返事はない。

皮膚科にかかるとして、往復にかかる時間は約20分。初めての病院だなのでどのぐらいの患者がいるのかわからない。でも、多分、2時間ぐらいあれば行ってこられそうな気がする。お通じは済んでいたし、幸い、今は相撲中継がある。普段は滅多にテレビを見ない夫だけれど、相撲の時だけは見ることが多い。それで、夫にトイレを済ませたら相撲を見て待っていられるかを聞いてみた。私の皮膚の状態を見ている夫は今度は即頷いてくれた。

 

そんなわけで、夫を一人家に残し、4時に自宅を出発した。

皮膚科の病院に着くと、待合室には大勢の人がいるように感じた。あんまり時間がかかるようなら翌日にすることも考え、受付の方にどのぐらい時間がかかりそうかと聞いてみた。すると、待合室をぐるっと見回して「このぐらいなら20分ぐらいで中待合に呼ばれると思います」と言われた。

それを聞いてちょっと安心した。

さすが受付の方、その通りに呼ばれ、診察室にもすぐに呼んでもらえた。

 

医師に状態を説明するとベッドでの診察となり、医師は見るなり「帯状疱疹で間違いないと思う」と言われ、何やら検体を採取したような気がした。

 

診察室に戻ると、検査キットを見せられ「帯状疱疹に間違いありません」と言いながら、原因、治療法、予後等などを丁寧に説明をしてくれた。そして、内服薬と軟膏が処方された。

 

帯状疱疹が痛いことは知ってはいたけれど、これほどまでに痛いとは。

立っていても、座っていても、寝ていても、ジンジン、チクチク、ズキズキ・・・と痛い。衣服が触れているだけでも痛い。軟膏を塗布するときにもどう表現したらいいかわからないけれど痛い。

 

帯状疱疹の原因は子どものころに罹患した水痘ウィルス。老化、過労、免疫力の低下などなどによって隠れていたウィルスが活発に動き出し、神経を刺激している。原因は思い当たることばかりだ。いろいろありすぎて心身ともに疲れていたのかもしれない。

安静にしていた方がいいと言われてもじっとしていても痛いし、却って何かしていた方が痛みがまぎれる。それに月水木の日中以外は夫の介護があるし、夜中にはトイレ介助で何度も起きなければならないのだから安静にというわけにはいかない。

 

今日で発症から5日経つ。回復するまでに2、3週間はかかると言われている。

それでも、内服薬を2回、軟膏を4回塗布したせいか、足の方はまだかなりの痛みがあるけれど、最初に出た発疹のあたりは少しだけ痛みが和らいだような気がしている。

2週間後にはコロナワクチンの4回目接種の予約がしてある。皮膚科の医師からは接種しても大丈夫だと言われたけれど発症から3週間弱だから完治しているだろうか。できることなら完治していて欲しいのだけれど。