えむこの雑記帳 ~ときどきひとり言~

これは、脳出血後たくさんの後遺症が残ってしまった夫とえむこの何気ない日常生活を書き留めたものです。

お天気から思う親の気持ち

もう40年以上前のことです。

兄が仙台の大学に、弟は横浜の大学に行き、2人とも下宿生活をしていました。

えむこは両親と祖母の4人暮らし。

 

その頃からだと思うけれど、朝のテレビ番組で(民放だったと思う)全国の天気予報を放送するようになりました。

今では当たり前のことだけど、その当時は全国各地を中継して天気予報を放送するなんて初めてのことだったと思います。

今日の仙台は・・・

今日の横浜のお天気は・・・

という、各地のアナウンサーの言葉と、その地方の映像に母はいつも釘付けで、一喜一憂していました。

そして毎朝、兄のこと、弟のことを思いながら暮らしていたと思います。

でも、兄も弟も母が自分の住む地域の天気予報を毎日見て、自分たちのことを心配したり、ホットしていたなんてことは知らないと思いますけどね。

だけど、えむこは当時の母の気持ちをよく知っているし、その気持ちが今ではすごく良くわかるのです。

 

だって、昨夜はえむこの住む東海地方は断続的な大雨で、雷まで鳴ったのです。

朝になると、ますますの悪天候。

子どもたちの通学時間にはバケツをひっくり返したような大雨が降り、雷も怖いほど鳴っていたのです。

それが発達中の低気圧や寒冷前線の影響で、しかも北上しているというのですから・・・

天気予報では長男が住む横浜の街が映し出され、これから大雨が降るかもしれないと言っていました。

えむこの予定は燃えるゴミを出すことぐらいだから、出せなければそれだけのことだけど・・・

長男も二男も仕事に出かけなきゃならないからね。

やっぱり心配になるのです。

えむこの息子たち、もういい大人で親が心配するような年齢ではないのですけどね・・・

でも、「心配するな・・・」って言われてもそれは無理なことなのですよ。

これは親心なのだから・・・

長男の出勤時間は早いけど、孫が幼稚園に行く時間はどうだろう・・・

ママが3歳のお姉ちゃんを幼稚園に送り出すときは大丈夫かしら・・・

5か月の孫を連れてだから大変だな~

二男は千葉県から常磐線で都内までの通勤だけど、江戸川を渡れるかしら・・・

なんて、かつての母と同じことを考えているのです。

 

当時の兄や弟と同じように、子どもたちはえむこのそんな気持ちは知る由もないのだけど・・・

まあ、親元を離れて暮らす子どもを持つ母親はきっとみんなそんな気持ちでいるのでしょうね。